Plamo Linuxに関する不具合報告や対応方法は,http://plamo.linet.gr.jp/wiki 以下で情報を集積していますので,何か困ったことがあればチェックしてみて ください. ○Plamo-6.0について(2015-10-18) メンテナの松木さんの旗振りで2015 OSC Tokyo/Fall に出展することになった のに合わせて,Plamo-6.0をリリースすることにしました. バージョン番号的には久しぶりのメジャーバージョンの更新なものの, Linux-4.x同様,機能的に大きな変更があった故のバージョンアップではなく, イベントで配布するなら「6.0」というキリのいいバージョンの方がいいだろう, 程度の動機での更新です(苦笑 そのため,システムの基本構成は従来のPlamo-5.xと同様なものの, 以下のような新しい機能も組み込んでいます. - linux-4.2.3 カーネル メンテナの田向さんのおかげでメジャーバージョンが上がった linux-4.x(4.2.3)カーネルを採用できました. もっともlinux-4.xは3.xから漸進的なバージョンアップなので, Plamo Linuxでも,従来同様uniconパッチやaufsパッチを当ててビルドし, 従来同様の機能を提供しています. - Mate-1.10 メンテナの植竹さんのご努力でGnome2を元にしたデスクトップ環境Mateも 1.10を採用できました.Mateも最近はgtk3への対応が進み, 細部がより洗練されてきました. - firefox-41.0/thunderbird-38.3.0 メンテナの加藤さんのご尽力で,firefox/thunderbirdは最新版に追従しています. また、加藤さんにはセキュリティ回りの更新にもお世話になっています. - MesaLib-10.6.7 + xorg-server-1.17.2 OpenGLなライブラリ(MesaLib)と,3Dグラフィック処理にMesaLibを使っている xorg-serverも,新しいバージョンに更新しました.xorg-server はABIレベルで 以前のバージョン(xorg-server-1.16.x)と非互換になっているので,ドライバ類も バージョンアップや再構築で追従させています. 最近のXorgでは,各ビデオカードのドライバはカーネルのKMS(Kernel ModeSet)機能を 使ってビデオカードを設定したりディスプレイの情報を読みとったりしています. カーネルのKMS機能を使うには,カーネルモジュールとして提供されている 各ビデオカード用のドライバを読み込む必要があり, ドライバによってはその際にオプション指定を要することがあります. このオプションはgrub.cfgやlilo.confのようなブートローダの 設定ファイルに指定することもできますし, /etc/modprobe.d/plamo-default.confなどに指定することも可能です. 例えば,IntelのCPU内蔵グラフィックシステムを利用する場合, たいてい i915.modeset=1 の指定が必要です. この設定をgrub.confに記載する場合,MBR起動の環境では/boot/grub/grub.cfg, UEFI起動の環境では/boot/efi/grub/grub.cfgのカーネルオプションとして指定します. linux /boot/vmlinuz-4.2.2-plamo64 root=/dev/sda3 ro i915.modeset=1 vga16 unicon=eucjp vt.default_utf8=0 panic_output=7 /etc/modprobe.d/plamo-default.conf に指定する場合は, options i915 modeset=1 という書式になります.Intel GPU以外では,AMD RADEONの中に dpm=0 を指定しないと 正しく動作しないチップがあり,この場合,カーネルオプションとしては, linux /boot/vmlinuz-4.2.2-plamo64 root=/dev/sda3 ro radeon.dpm=0 vga16 unicon=eucjp vt.default_utf8=0 panic_output=7 /etc/modprobe.d/plamo-default.conf では options radeon dpm=0 と指定します.他にも必要な設定が報告されれば,適宜Plamo LinuxのWEBサイト等で紹介します. - LibreOffice-5.0.2.2 LibreOfficeも最新の安定版5.0.2.2に更新しました.splash imageが更新されて, ずいぶん cool な印象になりました. - get_pkginfo get_pkginfo という,ローカルにインストールされているパッケージと, Plamo LinuxのFTPサーバに登録されているパッケージを比較して,更新された パッケージを表示したり,ダウンロードしてくるコマンドを用意しました. $ get_pkginfo local package: openssh-6.7p1-x86_64-P1 new package: openssh-6.8p1-x86_64-P1 URL: ftp://ring.yamanashi.ac.jp/pub/linux/Plamo/Plamo-5.x/x86_64/plamo/00_base/openssh-6.8p1-x86_64-P1.txz local package: openssl-1.0.1k-x86_64-P1 new package: openssl-1.0.1m-x86_64-P1 URL: ftp://ring.yamanashi.ac.jp/pub/linux/Plamo/Plamo-5.x/x86_64/plamo/00_base/openssl-1.0.1m-x86_64-P1.txz ... get_pkginfoを使えば,Change.Log等を追いかけなくても, FTPサーバ上で更新されたパッケージをチェックできるので便利です. このコマンドの詳細については,技術評論社のサイトで連載している「玩式草子」 (http://gihyo.jp/lifestyle/serial/01/ganshiki-soushi/0068)で 取りあげたことがあるので御参照ください. - UEFI/GPT対応 grubを2TB以上のHDDを操作する際に必要なGPT/UEFIに対応させたので, 2TB以上のHDDにもインストールできるようになりました. 起動時にUEFI BIOSから指定する必要があるものの, Windows8.1とのdual bootも可能になりました. UEFI/GPT対応にはメンテナの名倉さんの作業がずいぶん参考になりました。 なお,UEFI/GPT環境にインストールする際に知っておくべき情報は, 別途README.GPTにまとめているので,2TB以上のHDDにインストールしたい人, Windows-8.x/10 とdual bootしたい人は御参照ください. - UEFIインストール このDVDイメージはMBRをエミュレートするEl Torito形式と共に, UEFI形式でもブートできるようにしているので, 対応したマザーボードをお使いの方は, UEFIの起動デバイスとしてDVDを選べばUEFI形式でブートできます. MBR形式で起動した場合はブートローダの画面全体にTuxくん (linuxのシンボルになっている太っちょペンギン)が表示され, UEFI形式でブートした場合は文字だけのGRUBメニューが表示されます. UEFI形式でブートしないとカーネルがUEFI対応にならず, ブートローダ(grub)はインストールできるものの, その情報をマザーボードのメモリに登録できないので, 再起動時にはUEFIシェルからHDD上のブートローダを 指定する作業が必要になります. UEFIシェルから起動するとカーネルがUEFI対応になるので, 再度grubconfigを実行すればマザーボードのメモリに grubを登録することができます. - USBインストール このDVDイメージは,isohybridを使ってUSBメモリからもブート可能になっています. この機能を使ってUSBメモリからインストールする場合, DVDイメージをUSBメモリの先頭から「ベタ書き」します. 例えば,USBメモリが /dev/sddとして認識されている場合は,root権限で # cat plamo-6.0-x86_64_dvd.iso > /dev/sdd とします.この方法だと,USBメモリのパーティションテーブル等はなくなっ て,iso9660フォーマットの書き込み不可のメディアと認識されるようになり ます.なお,使ったUSBメモリはfdisk等で再度パーティションを切り直し, mkfs.vfat 等で再フォーマットすれば元のように書き込み可能になるのでご心配なく. BIOSがUEFIに対応している場合は, DVDイメージの「内容」をコピーしたUSBメモリから起動することができます. 例えば,USBメモリの最初のパーティションが/dev/sdd1の場合, USBメモリとDVDイメージをそれぞれマウントして, DVDイメージから必要なディレクトリ(EFIとisolinux,plamo)を USBメモリ上にコピーします. # mkdir /loop /tmp/mnt # mount plamo-6.0-x86_64_dvd.iso /loop -o loop # mount /dev/sdd1 /tmp/mnt # cd /loop ; cp -a EFI isolinux plamo /tmp/mnt 前者のDVDイメージをベタ書きしたUSBメモリから立ちあげると, MBRモードで起動(Tuxくんがブートローダ画面に表示される)します. 後者の,EFIディレクトリをコピーしたUSBメモリから立ちあげる場合, UEFI BIOSからUEFI機器としてUSBメモリを指定すると, grubメニューが表示されるので, "Plamo Linux install from USB"を選択してください. なお,この方法でインストールする場合, インストールメディア(USB)は外付けHDDと見なされるので, 「インストール元の選択」は「HDDのパーティション」を指定するか, 事前にUSBメモリを適当なディレクトリにマウントしておいて 「あらかじめマウント済みのパーティション」を指定する必要があります. ○Plamo-5.3.1について(2015-1-21) 昨年末に公開したPlamo-5.3はかなり急いだリリースだったため,いくつか拾 い損ねた修正が残っていました.それらと共に,年末年始に公開されたセキュ リティ関連の修正を取り込んで,Plamo-5.3.1ということにしました. Plamo-5.3.1は,5.3への追加&調整版なのでパッケージの更新は小規模なものの, Pythonのバージョン2(2.7.9)シリーズのパッケージ名がpythonからPython2へ, バージョン3(3.3.6)シリーズのパッケージ名がPython3からPythonへ, それぞれ変更されているので,更新の際にはご注意ください. 前バージョンであるPlamo-5.2からのアップデータ(更新集)も,5.3ではなく 5.3.1への更新という形で整理して, ftp://plamo.linet.gr.jp/Update/5.2_5.3.1/ 以下で公開しました. 小規模な更新なのでPlamo-5.3から5.3.1へのアップデータは用意しないものの, ローカルにインストールしているパッケージとFTPサーバ上の最新パッケージを 比較する get_pkginfo.py というスクリプトを作成したので,Plamo-5.3のリ リース以降に公開されたパッケージはこのスクリプトで簡単にチェック & ダ ウンロードできるようになりました.Plamo-5.3をインストールされた方は, ぜひこのスクリプトを使って最新版のパッケージをダウンロード,更新してください. get_pkginfo.py は https://github.com/plamolinux/get_pkginfo/blob/master/get_pkginfo.py からダウンロードできます. ○Plamo-5.3について(2014-12-30) 従来,半年に一度くらいのペースで新版をリリースしていたものの, 今回はPlamo-5.2を公開後,丸一年空いてしまいました. そのため今回の更新は,バージョン番号的にはメンテナンス・リリースという位置付けなものの, カーネル(3.17.6)のみならず,GCC(4.8.4),Glibc(2.20),xorg-server(1.16.3)など, OSの中核部分のパーツを更新した,メジャーバージョンアップに近い更新になっています. そのため,Plamo-5.2が動作していたマシンにインストールしても正しく動作しない可能性 があるのでご注意ください. 今回更新した主要なソフトウェアは以下の通りです. - kernel-3.17.6(with aufs/unicon パッチ) - GCC-4.8.4 - Glibc-2.20 - MesaLib-10.2.9 - xorg-server-1.16.3 - Emacs-24.4 - ffmpeg-2.4.4 - firefox-34/thunderbird-31 - Qt-4.6/Gtk-3.14.4/Gtk-2.24.22 - LibreOffice-4.2.8.2 - mate-1.8.1 - KDE-4.14.3 - cups-2.0.0 最近,メンテナの加藤さんと田向さんが LXC の開発にも参加されていることもあって, contrib/Virtualization/ 以下には gihyo.jp の連載記事(「LXCで学ぶ仮想化技術」 http://gihyo.jp/admin/serial/01/linux_containers/0001)でも取りあげている LXCに関するソフトウェアが揃っています.LXCに関心のある方はぜひお試しください. - インストール時の注意点 ・USBメモリからのインストール このDVDイメージは isohybrid コマンドで USB bootable にしているので, DVDを使わずにUSBメモリからインストールすることも可能です. DVDイメージをUSBメモリに書きこむには,Linux環境の場合, USBメモリが /dev/sdc と認識されたとして. # cat plamo-5.3_x86_64_dvd.iso > /dev/sdc あるいは # dd if=plamo-5.3_x86_64_dvd.iso of=/dev/sdc bs=100M のような形になります.上記コマンドは,USBメモリを起動デバイスとするために, /dev/sdc1 のようなパーティションではなく,「USBメモリ全体」を意味する/dev/sdc を指定して データを書き込んでいます.書き込み先を間違えてHDD等に書き込んでしまうと, HDDのパーティションテーブルを破壊してしまい,HDDのデータが全滅することになりますので, くれぐれもご注意ください. USBメモリから起動してインストールする場合,「インストール元のメディア」には 「HDDパーティション」を選んで,認識されたデバイスの最初のパーティション (上記の場合は /dev/sdc1 )を指定することになります. ・ATI/AMDのビデオカードに関する注意点 ATI/AMD製のRADEONシリーズのビデオカードの中には,インストール時には問題ないものの, インストールした環境で起動しようとすると起動途中に画面がブラックアウトして, システムが異常停止してしまう例が知られています. この問題の原因は,最近のLinuxカーネルが採用した,RADEONドライバの DPM(Dynamic Power Management)機能が正しく動作していないことのようで, 起動時のカーネルパラメータに radeon.dpm=0 を指定することで回避できるようです. ブートローダに grub を使っている場合,/boot/grub/grub.cfg のカーネルパラメータ部に 以下のように追加します. linux /boot/vmlinuz-3.17.6-plamo64 root=/dev/sdc1 ro vga16 unicon=eucjp vt.default_utf8=0 panic_output=7 radeon.dpm=0 ・btrfsに関する注意点 詳しくは追求できていないものの,btrfs 上に /boot パーティションを置くと, grubがカーネルを正しく認識/起動できないようです.現状,この問題の回避策は 見付かっていないので,ルートパーティションは btrfs にしない, ルートパーティションを btrfs にする場合は,/boot 用に別途 ext2/3/4 形式の ファイルシステムを用意する,等の対策が必要です. ○Plamo-5.2について(2013-12-27) Plamo-5.1を公開後,約半年間の更新をとりまとめて新バージョンとしました. 今回もメンテナンス・リリースで,GCC/Glibcといった主要パーツは更新していないものの, X Window System回りやKDEを一新し,MATEデスクトップ環境を追加する,といった,かなり 大きめの変更を加えています. - kernel-3.12.5 - MesaLib-9.2.3 - Xorg_server-1.14.2 - xf86ドライバ類の更新 - KDE-4.11.3 - MATE-1.6.[12] その他,以下のようなパッケージも最新(かちょっと古いくらいの)版に 更新しています. - firefox-26.0/thunderbird-24.1 - LibreOffice-4.1.3.2 - httpd-2.2.7 - samba-3.6.22 - php-5.5.7 一方,パッケージ更新に伴なって,以下のような問題が見つかっています. - vlc-2.1.x が非UTF-8な日本語ファイル名を読めない - LibreOfficeから,(非UTF-8な)日本語ファイル名を印刷できない - NFSマウント時にv3を指定(-o nfsvers=3)しないと,v4でマウントしようとして15秒ほど時間待ちが入る その他,見つかっている問題点や回避方法などは上記wikiページにまとめているので,ご確認ください. ○Plamo-5.1について(2013-05-22) 昨年末にPlamo-5.0を公開後,セキュリティ関連のアップデートもたまってきたので, それらの更新をとりまとめて新バージョンとしました. 基本的なフレームワークはPlamo-5.0と同じなので,パッケージ単位でのアップ デートで追従できるはずですが,アップデート版はまだ整理できていません(_ _) Plamo-5.1に収録している主要なパッケージのバージョンは以下の通りです. - kernel-3.9.3 - firefox-21.0/thunderbird-17.0.6 - httpd-2.4.4 - php-5.4.15 - samba-3.6.12 - postfix-2.10.0 - openssh-6.2p1 - openssl-1.0.0k - ffmpeg-1.2 - pulseaudio-3.0 - kmod-13(module-init-toolsのreplace) - MariaDB-5.5.30(MySQLのreplace) - LibreOffice-4.0.2 - Qt-4.8.4 - KDE-4.9.5 - cups-1.6.2 - mate-1.6デスクトップ環境(contrib/Mate) 次はGCC回りもバージョンアップしたいのでPlamo-6.0かなぁ.. ○Plamo-5.0について(2012-12-25) Plamo64-1.0の公開後,丸一年かかってしまいましたが,何とか32ビット版の パッケージの同期も完了して,64ビット版(x86_64),32ビット版(x86)が揃った Plamo-5.0ということになりました. 基本的に,先行していたPlamo64-1.0に32ビット版を追従させた形なので, Plamo64-1.0をご利用いただいている方にはそれぞれのパッケージのバージョンが 上がった程度の更新でしかありませんが,Plamo-4.73から移行される場合は, まず下記の「Plamo64-1.0について」の項目に目を通しておくことをお勧めします. なお,ほぼ全てのパッケージを更新しているので,Plamo-4.73からの アップデートは提供しておりません.お手数ですがフルインストールをお願いします. Plamo-5.0の主要な特徴は以下の通りです. なお,パッケージごとの問題等はPlamo Wikiの方に随時紹介していく予定です. - kernel-3.7.1 従来通り,uniconパッチをあてて,コンソールレベルでも日本語が出ます. - kernel-3.7.1 with KMS KMS(Kernel Mode Set)とは,カーネルが直接ビデオカードを操作して 解像度等の設定を操作する機能です.最近のXのドライバでは, カーネルのこの機能を利用して,比較的新しめのビデオカードを より積極的に利用することができるようになっています. 一方,古いビデオカードの中には,KMS経由で操作すると正しく動作しない例が 知られています. そのため,Plamo-5.0のデフォルトのカーネルではKMSをオフにして 安全側に振っていますが,比較的最近(過去5年くらい?)のビデオカードを利用されている 方のためにKMSをONにしたカーネルをcontrib/Kernel/以下に収録しました. (x86) : contrib/Kernel/kernel-3.7.1_plamoSMP-i586-P2.txz (x86_64) : contrib/Kernel/kernel-3.7.1_plamo64-x86_64-P2.txz こちらのカーネルに更新する場合はroot権限でupdatepkgコマンドを実行してください. なお,カーネルのファイル名等はデフォルトのカーネルに合わせているので, ブートローダにgrubをお使いの場合はそのまま再起動可能ですが, liloをお使いの場合はroot権限で/sbin/liloコマンドを実行し, マップファイルを更新することをお忘れなく. - grub-2.00/lilo-23.2 ブートローダも最近のカーネルに合わせて更新しました. インストール方法等は従来と同じになるようにしていますが, 内部構造等はかなり違っているのでご注意ください. 特にgrub-2.00は以前のgrub(grub legacy)とは設定ファイルの 互換性も無くなっています. - NFSv4 NFSのデフォルトがv4になっており,動作にはrpc.idmapd等のデーモンが必要です. これらのデーモンは/sbin/nfs4_setup.sh というコマンドで起動するようにしており, /etc/fstabや/etc/exportsにNFSマウントに関する設定があれば自動的に起動されますが, 手動でNFSマウントを実行する場合は事前にnfs4_setup.shコマンドを実行してください. rpc.idmapdが無くてもNFSマウントは可能なものの,UIDのマッピングが正しく動作しません. - X11R77 & MesaLib-8.0.4 xorg-serverは1.12.4で,たいていの環境ではxorg.confを作らなくても 動作可能です. - Xfce-4.10 & KDE-4.9.2 GNOME3系の採用は見送りました. - Qvwm/Afterstep も一応現役 - Emacs-24.2.2 txz形式のパッケージもtar + xzだと認識できるようにしました. またgtk3とリンクしているので,画像ファイルを表示したり, 表示にTTFフォントを利用することも可能です.なお,その副作用で, X回りのライブラリが無い環境では動作しなくなっています. - GCC-4.6.3 - たいていのDVDメディアは再生不可 改正著作権法の関係でlibdvdcssは外したので, CSS暗号化されているたいていの市販DVDは再生不可になっています. ビルドスクリプトは用意してあるので,必要な場合は再ビルドをお願いします. - インストール時に指定可能なファイルシステムは Ext-4/3/2とBtrfs Btrfsはまだ不安定なので試用以外にはお勧めしません.また,Reiserfs, XFS, JFSはモジュールになっているので,マウントはできますが root fs で は使えません - インストールに必要なHDD容量 x86版をext4形式のパーティションする際に必要な容量はだいたいこんな感じでした. MB単位の数字が各カテゴリーが占めるサイズで括弧内のGB単位の数字がトータルの サイズです. 00_base : 425MB 01_minimum : 910MB(1300MB = 1.3GB) 02_x11 : 300MB(1.6GB) 03_xclassics : 100MB(1.7GB) 04_xapps : 1200MB(2.9GB) 05_ext : 1900MB(4.8GB) 06_xfce : 100MB(4.9GB) 07_kde : 1500MB(6.4GB) 08_tex : 2000MB(8.4GB) 09_kernel : 500MB(8.9GB) 10_lof : 500MB(9.4GB) 多分,x86_64版ではこの1-2割増になると思います. ○Plamo64-1.0について(2011-12-31) 最近では,Intel/AMDが発売する新しいCPUは,たいていx86_64機能を 持っていることもあって,Plamo Linuxもx86_64に対応することにしました. 元々の計画では,Plamo Linuxのメジャーバージョンアップである Plamo-5.0でサポートするアーキテクチャにx86_64を追加する予定でしたが, x86とx86_64の双方の開発を平行に進めるのは開発リソース的に困難だったため, まずは過去のしがらみを断ち切りやすいx86_64を先行して開発し, Plamo-5.0とは独立にPlamo64-1.0と称することにしました. 近い将来,x86版が追従してくれば,両者を合わせてPlamo-5.xと称し, x86_64版はPlamo-5.x/x86_64 のような名称にする予定です. Plamo64-1.0では,インストール方法や新規ユーザの登録,各種設定ファイル, パッケージ管理システムなどは従来の仕組みを踏襲しており, Plamo-4.xを使ったことのある人はほとんど違和感なく使えると思います. ただし,パッケージ類を全てビルドし直したのに合わせて ディレクトリ構成の変更やいくつか新機能の追加等も行なっています. - /lib64, /usr/lib64 の新設 x86_64用のライブラリとx86用のライブラリを共存させるために, x86_64用のライブラリは/lib64や/usr/lib64といった"64"を suffixとするライブラリに収めています.このようにしておけば, 32ビット版しか存在しない商用アプリなども,必要な32ビット用の ライブラリを/usr/lib等に用意することで動作させることができます. なお,/lib/modules/3.1.4-plamo64/ 以下に入るカーネルモジュールや, /lib/udev/ 以下に入るudev用のスクリプトやルールファイルなど, 64ビット用でも/lib/ 以下を使っているソフトウェアもいくつかあります. - /usr/X11, /usr/X11R7 ディレクトリの廃止 従来のX Window System(以下X)は,/usr/X11R7/等のバージョン番号を 含めたディレクトリにインストールし,/usr/X11/等へシンボリックリンクを張って, /usr/X11/bin/ をパスに含めるような構成にしていましたが,最近ではXも他の OSS同様,configure ; make ; make install でビルド,インストールできる ようになっているので,/usr/X11R7/等の独自プレフィックスは廃し,/usr/ 以下に インストールするようにしました.そのため,X由来のコマンドは/usr/bin/に, ライブラリは/usr/lib64/等に入っています.また,app-defaultsは, デフォルトでは/usr/share/X11/app-defaults/ に入るようにしています. - パッケージの圧縮形式にtxz,tbzを追加 パッケージの作成に,従来のtar + gzip(tgz)形式だけでなく, より圧縮率の高いtar + bzip2(tbz)やtar + xz(txz)の形式も 使えるようにしました. パッケージをインストールするinstallpkg/updatepkgは圧縮形式によって展開用 コマンドを切り替えるので特に圧縮形式を気にする必要はありません. パッケージを作成するmakepkgも,作成するパッケージの拡張子によって圧縮方式を 切り替えるようにしているので,makepkg xxx-x86_64-P1.txz のように, 拡張子まで指定してmakepkgを実行すれば拡張子に応じた圧縮形式を適用します. # tbz(tar + bzip2)にも対応しているつもりですが,tbzなパッケージが存在し # ないので,動作テストはしていません. ・updatepkgコマンドの追加 インストール済みのパッケージを,バージョンアップ等で更新する際, 以前は # removepkg xxx # installpkg xxx-x86_64-P1.txz のように,まずremovepkgで削除してから,installpkgでインストールする 必要がありましたが,この2つの処理を一気に行う/sbin/updatepkgという コマンドを追加しました. updatepkgでは,新しくインストールしようとしているパッケージと同名の パッケージがインストール済みの場合,パッケージのバージョンやビルド番号を調べ, インストールしようとしているパッケージの方がより新しければ, 古いパッケージを削除した上で,新しいパッケージをインストールします. 逆に,インストール済みのパッケージの方が新しそうな場合は警告を出して アップデートを中止します. $ sudo updatepkg module_init_tools-3.12-x86_64-P1.txz same or newer vesion(module_init_tools-3.15) has been installed. installation stopped for module_init_tools-3.12-x86_64-P1.txz 数字以外のバージョン番号を持つパッケージの場合,バージョンの新旧を 比較できずにエラーになることがあります.そのような場合や,古いバージョンの パッケージを強制的にインストールしたい場合は -f オプションを指定して実行してください. $ sudo updatepkg -f module_init_tools-3.12-x86_64-P1.txz このオプション(-f)を指定すると,バージョン番号やビルド番号のチェックをとばして, 既存のパッケージをremovepkgして新しいパッケージをinstallpkgする処理を行います. # updatepkg はPlamo-4.7xのころからありましたが,あまり知られていないよ # うなので改めて紹介しておきました. ・パッケージのインストールログ いつ,何というパッケージをインストールしたかを,/var/log/install.log に 記録するようにしました. ... i Fri Dec 16 01:32:57 UTC 2011: libreoffice3.4_ure-3.4.3_302-x86_64-P1 i Fri Dec 16 01:32:57 UTC 2011: libreoffice3.4_writer-3.4.3_302-x86_64-P1 i Fri Dec 16 01:32:57 UTC 2011: libreoffice_plamoenv-3.4-noarch-P1 r Sat Dec 17 21:24:01 JST 2011: udev i Sat Dec 17 21:24:03 JST 2011: udev-175-x86_64-P1 r Sat Dec 17 21:25:48 JST 2011: udisks i Sat Dec 17 21:25:49 JST 2011: udisks-1.0.4-x86_64-P1 r Sat Dec 17 21:26:33 JST 2011: upower i Sat Dec 17 21:26:36 JST 2011: upower-0.9.15-x86_64-P1 ... 最初に i が付いているのがインストールしたパッケージ, r が付いているのが削除したパッケージです.システムの都合上,インストール時には パッケージのフルネーム(udisks-1.0.4-x86_64-P1 等)が記録されますが, 削除時にはベースネーム(udisks 等)しか記録されませんのでご注意ください. このログファイルを見れば,DVDからのインストール時に入ったパッケージと, その後に自分で更新したパッケージの区別が付け易いと思います. # 実は,この機能もPlamo-4.73あたりからありました. ・パッケージの分類(カテゴリ)の変更 XfceやKDEなどの統合デスクトップ環境では, プロセス間の通信を従来のXプロトコルのレベルではなく, Dbusを用いてOSのレベルで行うようになりました. 最近のソフトウェアはこのような新しいパラダイムに従い, DbusやGTK/Qtといった環境を前提に開発されています. 一方,伝統的なXプロトコルレベルでプロセス間通信を行うソフトウェアも, 多くは開発が終了して obsolete になっていますが,メンテナ内で支持する人が多いので, それらのソフトウェアは03_xclassics というカテゴリに集めることにしました. このカテゴリにはCannaやFreeWnn, kinput2といった 伝統的なFEP(インプットメソッド)も含まれます. このカテゴリを新設した結果,Plamo64では plamo/ 以下のカテゴリは以下の 10種類になっています. 00_base : Plamo Linuxの動作に必須のカーネルや基本コマンド,設定ファイル等. 全ての環境でインストールする必要があるため,インストール時のカテゴリ 選択には出てきません. 01_minimum : gccやperl,python等,X無しでも使える重要コマンド集.サーバ機等, コンソール環境で使う場合はここまででたいてい間にあうはず 02_x11 : X11R7とXに必須のパッケージ群.ウィンドウマネージャはtwmのみ. 03_xclassics : AfterstepやQvwm等の伝統的なウィンドウマネージャとCanna, FreeWnn,kinput2等の伝統的なFEPシステム(ここまでインストー ルすれば10年前くらいのワークステーション環境になるはず) 04_xapps : 最近のGUI環境の主流になっているGTK環境と主にGTKベースなアプリケーション群 05_ext : XfceとKDEが共通に利用する,機能拡張用ライブラリを中心とした アプリケーション群.iBusやuim,scim等の最近のインプットメソッドも含む. 06_xfce : シンプルながら高機能なXfce-4.8 デスクトップ環境 07_kde : 多機能なKDE-4.7.1デスクトップ環境 08_tex : TeXの統合パッケージtexlive-2009 09_kernel : Linuxカーネルのソースコード 10_lof : Office用統合ツールLibreOffice-3.4.3 これらのカテゴリのうち,00_baseはPlamo Linuxの動作に必須,01_minimumは ほぼ必須の環境で,02_x11以降は必要に応じて取捨選択可能ですが,06_xfceの 動作には05_extのライブラリ群が必要で,05_extの動作には04_xappsと02_x11 が必要,といった依存関係が存在します.インストール時には,これらの依存 関係は自動的にチェックされ,例えば06_xfceを選択すれば(残りのカテゴリは 全て未選択でも)自動的に05_ext, 04_xapps, 02_x11, 01_minimum, 00_base が インストールされます. - 必要なHDD容量の増加 同じソースコードからコンパイルしても,x86_64用のバイナリはx86用のバイナリより 1,2割大きめなのに加えて,XfceやKDE等が必要とするソフトウェアをあれこれ追加した 結果,インストールに必要なHDDの容量はPlamo-4.7のころに比べて1.5から2倍くらい 必要になるようです. Xが不要で,00_baseと01_minimumカテゴリのみを入れた場合で約1.3GB, それに加えて,02_x11と03_xclassicsまで入れたWM環境で約2.7GB, Xfce環境の場合で5.4GB,KDE環境の場合で7.5GB程度必要で, texlive環境をインストールするとさらに2GBほどHDDが必要となります. それらを合わせると,plamo/ 以下のパッケージを全てインストールするには 約10GBほどのHDD領域が必要になりますので,古いパーティションを使い回す ような際にはご注意ください. # タイの洪水被害の関係で直近はずいぶん値上りしていますが,2TBクラスのHDDも # 気軽に買える値段になってきたので,ディスク容量を節約する努力は放棄しました(苦笑 ○Plamo-4.73 について(2010-08-31) 4.72以後に更新されたパッケージを集めて,4.7系の3度目のメンテナンスリリー スを公開しました. 今回も互換性重視のメンテナンスリリースということで,システムの基盤部分 には大きく手を入れていません.そのため,カーネルが2.6.32.16,XがX11R74, GNOMEが2.26,KDEは4.3.5と多少時代遅れになってきています.このあたりは次 のPlamo-4.8のシリーズでまとめて更新する予定です. # Xfce は最新の4.6.2に追従しているけど,これはXfceのリリースサイクルが # 遅いだけ(苦笑 - intelビデオチップとKMSの問題 Plamo-4.72では,カーネル自身がビデオカードを操作するKMS(Kernel Mode Setting)をデフォルトのカーネルで有効にし,intelのXドライバをKMS対応版 (xf86-video-intel-2.10.0)にしていましたが,この組み合わせでは正常に動作 しない環境がいくつか報告されたので,今回はKMSはデフォルトでオフにし, intelのドライバも,自身でビデオモードを操作する機能を持っていた xf86-video-intel-2.9.1にバージョンを下げています. Intelの新しめのチップセットをお使いで,xf86-video-intel-2.10 を使いたい 場合,contrib ディレクトリにある xf86_video_intel-2.10.0-i586-P1.tgz を インストールして,/etc/modprobe.conf に option i915 modeset=1 という設 定を追加してみてください. - libxcb-xlib.la の問題 02_x11/X11R74.tgz/libxcb-1.4-i586-P2.tgz には、廃止された libxcb-xlib.laを参照している仮想ライブラリ(*.laファイル)を修正するよう な処理を入れており,初期インストール後の各種設定の際に修正を施すように なっています.ただし,この処理はこのパッケージと同時にインストールした ファイルのみを対象にしているため,初期インストールでは 02_x11 までをイ ンストールしておいて,後から改めて 03_ext と 06_gnome をインストールし たような場合は,後からインストールしたパッケージは修正対象になりません. # 仮想ライブラリ(*.laファイル)に libxcb-xlib.la への参照が残っている場 # 合,既存のコマンドを動かすだけならば問題は起きませんが,新たにソース # コードからコンパイルしようとした際に,libxcb-xlib.la が見つからない, # 旨のエラーになることがあります その場合,updatepkg -f libxcb-1.4-i586-P2.tgz としてインストールし直すか, ルート権限で下記のようなコードを実行をしてみてください. #!/bin/sh libs=`find /usr/lib /usr/X11/lib /opt/kde/lib/ -name "*.la" | xargs grep libxcb-xlib.la | cut -f1 -d':' ` for lib in $libs ; do sed -i -e 's|/usr/X11R7/lib/libxcb-xlib.la||g' $lib done - CD版の構成変更 パッケージサイズの増大にともない、CD版のディレクトリ構成を変更しました。 現在の構成は以下の通りです。 disc1 : インストーラ、00_base, 01_minimu, 02_x11(gutenprintパッケージ除く) # disk1 は grub 版と isolinux 版の 2 種があり、それぞれブートローダが違うだけで、 # 含まれるパッケージ等は同一です disc2 : 03_ext disc3 : 04_xfce, 05_kde, 08_kernel disc4 : 06_gnome(gutenprintパッケージ含む),, 07_tex, 11_ooo disc5 : 09_webdb, 10_gis, contrib CD版では,容量の都合で,本来は 02_x11/print.tgz/ にあるべき gutenprint-5.2.5-i586-P1.tgz パッケージを,06_gnome/desktop.tgz/ に移しています. 1枚目のCDのみでWMベースの環境を作った場合,従来とは異なり,インクジェッ トプリンタ用のドライバが不足することがあるのでご注意ください. ○Plamo-4.72 について(2010-03-03) 4.71 公開以後に更新された,互換性に問題のないパッケージを集めて 4.72 としてリリースすることにしました. 今回もメンテナンスリリースということでシステムの基盤部分は変更していないため, 4.71の環境から更新されたパッケージのみ新しくすれば 4.72 相当になります. 更新されたパッケージは別途整理して Updater として用意しますので, 適宜ご利用くださいませ. # といっても,更新の際は重要なデータをバックアップすることはお忘れなく - 更新を中止したパッケージ 以下のパッケージは一時 4.72 候補にしていたものの,互換性の観点から多少 難ありと判断して,必要に応じてインストールする contrib 以下に移動しました. 新しめのパッケージが好きな人は試してみてください. ・firefox-3.6-i586-P1.tgz # マルチメディア系の plugin の多くが使用不能.add-on で対応していないものがある ・Mesa-7.7-i586-P1.tgz # Matrox G-400 で assertion failure になる ・IPAfont-003.02, IPAexfont-001.01 # 旧版のフォントはサイズが増大していて CD-R 1枚に収まらなくなるので. # 新版のフォントは明朝体の横棒がかすれたり,古いPSファイルで使うと旧字体に # なったりする また,古めの ATi radeon 系のビデオカードは,X11R7.4 の xf86_video_ati-6.12.4 では起動しないようなので,該当する人は contrib にある ・xf86_video_ati-6.9.0_1-i586-P1.tgz をご利用ください. - インストーラ起動時のモジュールインストールエラー インストーラのカーネルでは,インストール時に不要そうなモジュール(無線LANとか サウンド回りとか)を削除しているため,起動時に必要なモジュールがロードできない 旨のエラーメッセージが表示されますが,多分,インストールには支障ないと思います. ただ,全てのモジュールの依存関係を把握できているわけではないので, インストール時に必要なモジュールが使えなくなっていることにお気づきでしたら, 遠慮なくご連絡ください. - CD版の構成変更 パッケージサイズの増大にともない、CD版のディレクトリ構成を変更しました。 現在の構成は以下の通りです。 disc1 : インストーラ、00_base, 01_minimu, 02_x11 # disk1 は grub 版と isolinux 版の 2 種があり、それぞれブートローダが違うだけで、 # 含まれるパッケージ等は同一です disc2 : 03_ext, 04_xfce disc3 : 05_kde, 07_tex disc4 : 06_gnome, 09_webdb, 10_gis, 11_ooo disc5 : 08_kernel, contrib なお、CDイメージは 700MiB に収まるように調整しただけで、 CDイメージからのインストールテスト等は実施していませんが、 悪しからずご了承ください。 # 手元の CD-R なメディアは在庫切れなもので ○Plamo-4.71 について(2009-11-20) 4.7の公開後それほど時間が経っていませんが,xorg-serverやKDE-4.3.3など, 使い勝手のよさに影響するソフトウエアが更新されているので,それらに追従 するためのメンテナンスリリースを公開することにしました. 4.7から更新されたパッケージも別途整理しておきますので,適宜 updatepkg 等で 更新ください. P.S. KDE環境の初期設定等を解説した README.KDE を追加しました.KDE環境を利用 される方は一読をお勧めします. P.P.S drupalやsquirrelmailといったPHPを使ったWebアプリは,必要に応じてインス トールする方がいいと思ったので,plamo/09_webdb/03_PHP/Samples/ ディレクトリに集めて,デフォルトでは(09_webdbを選んでも) インストール しないようにしました. 試してみたい方は,適宜,上記のディレクトリからインストールしてください. ○Plamo-4.7 について(2009-09-30) Plamo-4.6 公開後の更新がだいぶたまってきたので,それらを集めたバージョ ンをリリースすることにしました.内容的には 4.6 のメンテナンスリリースに 近いのですが,GCC/Glibc2 を更新しているのでバージョン番号も更新しました. 更新した主要なソフトウェアは以下のようになっています. ・kernel-2.6.30.7 ・GCC-4.3.4/Glibc-2.10.1 ・KDE-4.3.1 ・GNOME-2.26.[23] ・Xfce-4.6.1 ・ptetex3-20090610 ・OOo-3.1.1 以下,注意点,既知の問題点等を記しておきます. - ATA legacy driver 廃止(kernel) カーネル 2.6.30 系を採用するにあたって,legacy ATA ドライバを廃止し, IDE/ATA デバイスは libata 経由で利用するようにしました. その結果,*全ての* IDE/ATA デバイスは SCSI デバイスとして認識されるよう になり,IDE/ATA デバイス(HDD,CD/DVD)は,従来のように/dev/hd[abcd]X では なく,/dev/sd[abcd]X な SCSI デバイスとしてユーザ領域に見えるようになり ました.例えば,Plamo-4.6 では /dev/hda1 として見えていたパーティション が /dev/sda1 として見えることになりますがびっくりしないでください :-) legacy ATA ドライバは,最初期の Linux から使われているドライバですが, 必要な機能を長年に渡って随時追加していった結果,メンテナンスが難しいほ ど肥大化してしまい,最近では obsolete として廃止される方向のようです. 新規にフルインストールする場合は自動的に /dev/sdXX としてパーティション を認識するので特に問題になることはないはずですが,古い /etc/fstab を使 い回したいような場合は,/dev/hdXX なデバイスは適宜 /dev/sdXX に修正しな いと利用できないのでご注意ください. なお,ATAのみの環境では,従来の /dev/hda1 が /dev/sda1,/dev/hdb1 が /dev/sdb1 等に素直に対応しますが,ATAとSCSI,SATAが混在した環境では, SATAから先に認識されて ATA デバイスは /dev/sde1 等,かなり後の方の番号 が割りあてられることもあるので,インストールの際のパーティションの選択 には十分ご注意ください.また,CD-ROM は HDD とは独立に /dev/sr0 からデ バイス番号が割り当てられます. - GCC-4.3.4のCPU依存性 GCC-4.3系では,GMP(Gnu Multi-Precision library)の機能を使って,よりCPU に適したバイナリコードを生成するようになっています.その結果,新しい世 代のCPU上でビルドしたバイナリコードを古い世代のCPUで動かそうとすると, illegal instrucions(指定された命令はこのCPUには存在しない)エラーになる 例が報告されています. このような場合,configure スクリプトに --build=i586-pc-linux というオプ ションを与えて,i586 レベルのコマンドのみを使うようにすれば解決するよう です. - gcj 廃止 使っている人はいないと思うので,GCCのjavaコンパイラ部(gcj)はビルドしな いようにしました.javaのコンパイラが必要な方はSUNのjava SDKやIBMの eclipseを調べてみてください.gcjでjavaのコードをnativeなバイナリにする ことに意義を感じている人はぜひメンテナにご参加ください. - 通知トレーのアイコンが表示されない GNOME/KDE/Xfce の各デスクトップ環境で,動いているサービスの状態を通知す るシステムトレー(通知ボックス)のアイコンが壊れたり,表示されなかったり することがあります. この問題は,Xのcomposite機能に関わるバグのようで,Xのビデオチップごとの ドライバや,Qt/Gtkのバージョンの組み合わせで生じるようです. 対策としては /etc/X11/xorg.conf に以下のようなオプションを追加すれば解 決することがあるようです(ビデオチップやドライバの種類やバージョンに依存 する問題なので常に有効なわけではありません) xorg.conf に新しい Section として Section "Extensions" Option "Composite" "disable" EndSection を追加(vesa 等の 2D Accel機能の無いドライバに有効) ビデオチップごとのドライバを指定している Section "Device" の部分に Option "AccelMethod" "XAA" か Option "AccelMethod" "EXA" を追加してみる(古いビデオチップ用のドライバならば "XAA",新しめのビデオチップ用 のドライバならば "EXA" が有効になることが多い) EXA を指定する場合は,合わせて Option "MigrationHeuristic" "greedy" Option "EXANoComposite" "true" を追加してみる .あるいはこれらのオプションを適宜組み合わせてみる - UTF-8化は先送り 最近のマルチメディア系のアプリケーションでは,UTF-8なロケールでないと まともに動かないものが多かったので Plamo-5.0 の課題として UTF-8化を掲げ ていましたが,新しくメンテナに参加いただいた本多さんのご尽力もあって, よく使うアプリはEUC-JPなロケールでも動くようになったので,UTF-8化はもう しばらく先送りすることにしました. Plamoの場合,afterstepとかqvwmといったEUC-JPを前提にしたWMも現役だった りしますし - run level4(GUI ログイン)について adduser で作成する ~/.xinitrc はコンソールログインを前提した作りになっ ているので,runlevel 4のGUIログインではいくつか支障が出ることがありま す.お手数ですが,run level4 で運用する場合は以下のファイルに修正を加 えてください 1)ログインファイル(bashでは~/.bash_login, tcshでは~/.login, zshでは ~/.zlogin) の esd 起動部分の SHLVL テストを回避 bash/zsh では if [ $SHLVL -eq 1 ] ; then if [ -x /usr/bin/esdctl ] && ! esdctl serverinfo &> /dev/null ; then if [ -x /usr/bin/esd ] ; then setsid esd -r 48000 &> /dev/null & fi fi fi を # if [ $SHLVL -eq 1 ] ; then if [ -x /usr/bin/esdctl ] && ! esdctl serverinfo &> /dev/null ; then if [ -x /usr/bin/esd ] ; then setsid esd -r 48000 &> /dev/null & fi fi # fi に, tcsh では if ( $SHLVL == 1 ) then if ( -x /usr/bin/esdctl && ! { esdctl serverinfo } ) then >& /dev/null if ( -x /usr/bin/esd ) then setsid esd -r 48000 >& /dev/null & endif endif endif を # if ( $SHLVL == 1 ) then if ( -x /usr/bin/esdctl && ! { esdctl serverinfo } ) then >& /dev/null if ( -x /usr/bin/esd ) then setsid esd -r 48000 >& /dev/null & endif endif # endif 2) Plamo-4.7では,GUIログイン時でもadduser時に指定したウィンドウマネー ジャ(WM)が優先されるので,GUIログイン時にWMを選択したい場合は ~/.xinitrc の先頭にあるWM=.. の設定を無効にしてください. たとえば,adduser 時に kde を選んだ場合, #WM="step" #WM="qvwm" #WM="twm" #WM="xfce" WM="kde" #WM="gnome" となっていますが, #WM="step" #WM="qvwm" #WM="twm" #WM="xfce" #WM="kde" #WM="gnome" とすれば,gdm/kdmを用いたGUIログイン時に,セッションとして選択したWM を使うことができます.なお,xdmにはセッション選択機能が無いので,xdm を使う場合は WM=.. の部分をコメントアウトしてはいけません. また,gdm/kdmからAfterstepを選択した場合,背景が設定されない,xmascot が起動されない等の不具合がありますが,気になる人は WM="step" として Afterstep を優先するか,~/.xinitrc を適宜修正してください. ・GNOME環境でvlcメディアプレイヤーを使う場合,gtkのファイルセレクタが 正しく日本語ファイルを処理できないので,qtconfig コマンドで "Appearance" の "GUI Style" を GTK+ 以外の "Plastic"(Qtの選択ダイア ログ)や"Motif"に変更してみてください # 情報 thanks! > M.H. さん ・totem の youtube plugin は標準モードのみ しばらくイジってみましたが,totem の youtube plugin を高解像度モード (&fmt=18)で動かすと,時間帯によってはバッファ待ちが頻発して楽しめない ので,デフォルトでは(高速な回線でも)標準モードにしています. バッファ待ちが頻発しても高解像度モードを使いたい場合, /usr/lib/totem/plugins/youtube/youtube.py の200行目のあたりの 200 # return "&fmt=18" 201 return "" を 200 return "&fmt=18" 201 # return "" に変更してください.なお,このプラグインでは回線速度によって標準モード と高解像度モードを切り替えるようなので,回線速度が遅い場合は上記の設定 をしても高解像度モードにならないことがあります. - スキャナの使用について スキャナの管理をしている sane は,デフォルトでは HP のスキャナしか調べ ないので,お使いのスキャナ用の設定ファイルを /etc/sane.d/dll.conf に指 定してください.設定ファイルは同じディレクトリのメーカやスキャナごとの conf ファイルで,指定する際に拡張子は不要なようです. 例えば,EPSON製のスキャナを接続している場合,/etc/sane.d/dll.conf は epson になります. - 既知(だけど未解決 ;-)の問題 ・uim-skk を使う場合,uim-pref-gtk で SKK 辞書の設定を skkserv にするか, /usr/share/skk/SKK-JISYO.L.gz を展開してください ・UTF-8の問題とも絡みますが,いくつかの文字("〜"が目立つ)はUnicode的に 一意に定まらないため,ファイル名にこれらの文字が含まれると正しく読み 込めないことがあります. ・Amarokメデイアプレイヤーは日本語のMP3タグファイルの解析にしばしば失敗します. ○Plamo-4.6 について(2009-02-17) 当初,Plamo-4.51 として公開するつもりでしたが,4.51 のタグを打ち,RC1 を出してから,udev 回りでかなり重大な問題が見つかり,4.51 のタグのまま だとトラブル報告等で混乱する可能性が出てきたので,急遽バージョンを 4.6 に更新することにしました. 4.51RC[12] からの差分パッケージも別途用意しますので,そちらもご利用ください. ○Plamo-4.51 について(2009-02-03) Plamo-4.5 の公開前後に多数のソフトウェアが更新されたため, それらに追従するためのバージョンアップを行いました. 当初はマイナーバージョンアップのつもりでしたが,結果として ・X11R74 ・Python-2.6 ・KDE-4.1.4/Qt-4.4.3 ・Xfce-4.4.3 ・kernel-2.6.27.10 という感じで,かなり大規模な更新になってしまいました. 今回の更新はマイナーバージョンアップのつもりだったので,4.5 から更新さ れたパッケージのみを集めた Updater も用意してみました. ftp://plamo.linet.gr.jp/pub/4.5_to_4.51.tar # 一応,このアーカイブファイルにはアップデートの手順等を解説した # README.txt ファイルを添付しています. しかしながら,4.5 -> 4.51 のアップデートで更新されるパッケージは 500 弱あり, 全部をアップデートしようとするとかなり時間がかかります. # インストール済みのファイルを削除する removepkg がかなり遅いため, # removepkg が不要なフルインストールの数倍から数十倍の時間がかかる というわけで,アップデートも可能ですが,あまり多大な期待はしないでください(苦笑 ○Plamo-4.5 について(2008-10-13) ・このバージョンは,来春くらいに予定している Plamo-5.0 への中間点的な位 置付けのリリースになります.このバージョンでは,Plamo-4.2 から継続し ていた gcc, glibc2, gtk 等の基盤部分を更新するとともに,X11R7, GNOME-2.22,KDE-4.1等,最近(≠ 最新)の環境に追従しようとしています. その結果,インストールされるパッケージが大きく増え,ディスクの使用量 なども増大(当社比 150%増 ;-)していますので,既存のパーティションにイ ンストールする場合はご注意ください. ・インストールするパッケージの分類法を見直し,00_base から 11_ooo までの 11 のカテゴリーに再構成しました.各カテゴリーの内容は以下の通りです. 00_base : Plamo Linux の必須環境 (glibc2, bash, tcpip, openssh, grub, shadow password 等) 01_minimum : GUI 無しの基本環境.gcc/g++ も使えるので LFS の基盤にいいかも :-P (emacs, gcc, make, binutils, make, perl, python, ruby, gnupg 等) 02_x11 : X Window の基本環境.デスクトップ環境以前のGUI環境 (X11R73, Mesa, SDL, firefox, thunderbird, afterstep, qvwm 等) 03_ext : デスクトップ環境の共通ライブラリや汎用ツール,C++のライブラリ,最近のFEP等 (boost, anthy, scim, gcc_java, gimp, samba 等) 04_xfce : Xfce-4.4.2 デスクトップ環境 05_kde : KDE-4.1 デスクトップ環境 06_gnome : GNOME-2.22 デスクトップ環境 07_tex : pLaTeX3 文書整形システム 08_kernel : カーネルのソースコード 09_webdb : PostgreSQL/Apache/PHP 等のWebアプリ開発環境 10_gis : Webアプリ上で利用できる地理情報システム 11_ooo : OpenOffice.org 2.4.1 これらのカテゴリーには,04_xfce 以降をインストールするには03_ext が必 要で,03_ext には 02_x11 が,02_x11 には 01_minimum が,それぞれ必要 になる,という依存関係があります(04_xfce 以降はそれぞれ独立にインストール可能) イメージ的にはこんな感じ 00_base = thin client 環境 00_base + 01_minimum = CUI な開発環境 00_base + 01_minimum + 02_x11 = 10年くらい前のX環境 00_base + 01_minimum + 02_x11 + 03_ext + 04_xfce = Xfce デスクトップ環境 00_base + 01_minimum + 02_x11 + 03_ext + 05_kde = KDE デスクトップ環境 00_base + 01_minimum + 02_x11 + 03_ext + 06_gnome = GNOME デスクトップ環境 07_tex = 追加用 pLaTeX 環境 08_kernel = 追加用カーネルソース 09_webdb = 追加用 PostgreSQL/Apache/PHP 環境 09_webdb + 10_gis = 追加用 GIS 環境 11_ooo = 追加用 OpenOffice.org 環境 これらの依存関係は,インストーラでカテゴリー単位で選択する際には,明 示的に選択しなくても自動的に必要なカテゴリーがインストールされるようになっています. 各カテゴリーのパッケージを全部インストールした際のだいたいの容量は以下の通りです. 01_minimum : 約 1.2GB(00_base 込み) 02_x11 : 0.7GB 03_ext : 1GB 04_xfce : 0.1GB 05_kde : 1.6GB 06_gnome : 1GB 07_tex : 0.4GB 08_kernel : 0.4GB 09_webdb : 0.3GB 10_gis : 0.1GB 11_ooo : 0.5GB ・上記のようなサイズの増加に共ない,CDイメージは 5 枚組みになりました.各 CD イメージ の構成は以下の通りです. plamo-4.5_01_{grub,isolinux}.iso : インストーラ,00_base, 01_minimum, 02_x11 plamo-4.5_02.iso : 03_ext, 04_xfce, 07_tex, 08_kernel plamo-4.5_03.iso : 05_kde plamo-4.5_04.iso : 06_gnome, 09_webdb, 10_gis, 11_ooo plamo-4.5_contrib.iso : contrib なお,1枚目のインストーラCDは,grub で起動する CD と isolinux で起動 する CD の 2 種類を用意しています.機能面では grub 版を推奨しますが, ドライブによっては grub では起動しないものもあるようなので,そのよう な場合は isolinux 版をご利用ください. DVD イメージは grub で起動するようにした一枚のみです. ・インストーラの都合で,BIOS のハードウェアクロック(CMOS クロック)には UTC(=GMT)で時刻が記録されていると仮定しています.ハードウェアクロックに localtime を記録している場合は,/etc/rc.d/rc.S の先頭部分にある /sbin/hwclock --hctosys --utc の --utc を削除してください. なお,インターネットに常時接続されている場合は,起動時に ntpdate で時 刻を NTP サーバに同期し,以後,ntpd で定期的に時間合わせを行います. ・samba について 03_ext にある samba パッケージ(Plamo-4.5 時点では samba-3.0.30-i586-P6.tgz)をインストールすると /etc/rc.d/init.d/samba を作りますが,このスクリプトはデフォルトでは実行不可になっているので, samba を利用したい場合は chmod +x /etc/rc.d/init.d/samba してください. また,インスートル直後にはテストおよびデモのために,samba 用の データフォルダとして誰でも読み書きできる /home/samba を作り, サンプル用のデータを置いています.セキュリテイを求められる環境で 使用する場合は,適切なグループを作成し,そのグループのみが書き 込めるようにした方がいいでしょう. ・ディスプレイマネージャについて ランレベル 4 の時に実行されるディスプレイマネージャ(DM)の 優先順位は kdm(KDE用DM) > gdm(GNOME用) > xdm(X11デフォルト) になっています. KDEとGNOMEを入れた環境で xdm を使いたい場合などは,/etc/rc.d/rc.4 を 適宜修正してください. ・GNOME 環境の特記事項 - 一般ユーザの権限で CD ドライブにアクセスしたい場合は,/etc/PolicyKit/PolicyKit.conf に という設定で,利用を許可するユーザを指定してください.例えば, ユーザ kojima とユーザ isle にアクセスを許可する場合は以下のような設定になります. なお,この設定を行なっても SCSI デバイス(SATA な CD や USB メモリ) へのアクセスは許可されないようです.これら SCSI デバイスを利用する 際は sudo コマンドを利用してください. ・KDE 環境の特記事項 - ファイルマネージャ dolphin のファイルシステム表示パネル(左側のパネ ル)のリストが,UTF-8 ではなく EUC-JP になっているので文字化けします. 解消するには % nkf -w8 ~/.kde/share/apps/kfileplaces/bookmarks.xml > foo % mv foo ~/.kde/share/apps/kfileplaces/bookmarks.xml として,文字コードを UTF-8 にしてください. なお,この設定をしてもファイルマネージャ経由で smb なファイルシステ ムを利用しようとすると日本語が正しく表示されないようです. -------------------------------------- ○Plamo-4.22 について(2007-10-02) ・CDイメージは 3 枚組みです.1枚目のみ,CDboot部を isolinux にした版と grub にした版の 2 種類を用意しています.CDboot 部以外の内容は同じなの で都合のいい方をご利用ください. grub の方が高機能(HDDのカーネルを起動することもできる)ですが,環境に よっては正しく起動できないこともあるようです. DVD イメージは 1 枚のみで,起動部は grub を用いています. ・Plamo-4.2, 4.21 とできるだけ互換性を保ちつつ,Plamo-4.21 以降に更新さ れた各種パッケージを更新しました. - カーネルは 2.6.22.9 に unicon と swsuspend2 パッチをあて,SMP 用の設 定でコンパイルしています.CDイメージの起動用カーネルとシステムにイン ストールするカーネルは同一なので,CDイメージが正しく動作しない環境で は,以前のバージョンのインストーラを使うなどしてインストールしても正 常な動作は期待できません.そのような環境があればぜひPlamo-MLの方に報 告をお願いします. - デフォルトではカーネルのソースコードのうち make headers_install でイ ンストールされる /usr/include/linux や /usr/include/asm 以下のヘッダー ファイルのみをインストールしています.カーネルのソースコード全体が必 要な場合,plamo/Kernel/kernelsrc-2.6.22.9_PlamoSMP-noarch-P1.tgz をイン ストールしてください. - swsuspend2 パッチでハイバネーションに対応しています.ハイバネーション は swap パーティションに保存されるので,swap パーティションは実メモリ の2倍強程度必要になります. root 権限で /usr/sbin/hibernate コマンドを実行すれば現在の CPU やメモ リの状況が保存され電源断します.再起動時は,カーネルが起動した後,記 録されたデータを読み込んで hibernate コマンドを実行した状態に復帰します. たいていの環境ではデフォルトの設定のままハイバネーションが可能なよう ですが,環境によっては正しくハイバネーションできなかったり,復帰後動 作が不安定になることもあるようなので御注意ください. - インストール後,root でログインし,setup コマンドを実行,一般ユーザの アカウントを作成して xfplamoconfig で X 環境の設定(たいていは解像度の 設定のみで OK)をすれば X ウィンドウが利用可能になります. - 互換性の関係でデフォルトの X サーバは 6.9 のままですが,7.2 のサーバ 部分のみを contrib/Xserver 以下に用意していますので,新しめのビデオカー ドをお使いの方はこちらを試してみるといいかも知れません. contrib/Xserver 以下のパッケージをインストールすれば自動的にリンクを 張り替えるようにしているので,xfplamoconfig で /etc/X11/xorg.conf を 作る以外の設定は必要ありません. - KDE 環境では,たまに kwin(ウィンドウマネージャ)や kicker(パネル)が落 ちることがあるようです.気にはなっているものの,環境に依存したり,再 現性が乏しいために解決に至っていません. - GNOME 環境では「音量メータ(vumeter)」,「Manage Printing」が機能しな いようです. - CUPS を採用しているので,プリンタの設定は http://localhost:631/ に ブラウザで接続して行うことができます. - セキュリティ関連の問題で,英語版の OOo-2.3 を収録しています(日本語版 は未リリースなので).メニューバー等が英語のままですが,ドキュメントや プレゼンテーションに日本語を使うには支障ありません.日本語版が公開さ れ次第パッケージ化しますので,必要な方は差し替えてください. ○Plamo-4.21 について(2006-10-4) ・セキュリティ fix を中心に,各種パッケージをアップデートしています. アップデートの詳細については ChangeLog を御覧ください. - デフォルトのカーネルは 2.6.17.13 + unicon パッチです.SMP 用のカー ネルやより新しい 2.6.18 + unicon パッチ + swsusp2 パッチをあてたカー ネルを plamo/Kernel に収録しています(2 枚目の CD の Kernel/ に収録). - デフォルトの X サーバは Xorg 6.9 ですが,Xorg-7.1 のサーバ部分のみ を contrib/Xserver に収録しています.最新のビデオチップの場合はこち らを試してみるのがいいかも知れません.Xorg-7.1 のサーバは 6.9 の環 境に追加してインストールしてください. - mozilla の開発が終了したため,デフォルトのブラウザを firefox に変更 しました.mozilla 系がお好きな方は contrib/Mozilla/seamonkey-XXX.tgz をインストールしてみてください. - afterstep の設定ファイル(~/.steprc)を環境に合わせて生成する /etc/template/make_steprc.pl スクリプトを作ってみました.seamonkey 等を追加した場合は /etc/template/make_steprc.pl > ~/.steprc をすれ ば,それらがAfterstep のメニューに追加されます. ○Plamo-4.2 について(2006-03-30) ・2.6 系カーネルを採用しました(現時点では 2.6.15.7 + unicon パッチ) - SATA は libata 経由で対応(SATA は /dev/sdXX 等、SCSI HDD に見える) - cdrecord は sg 経由(dev=1,0,0 等)ではなく dev=/dev/hdc で利用可能 - サウンド回りは OSS ではなく ALSA を使用 ・glibc-2.3.6 を全面的に NPTL モードで採用しました - Plamo-4.0x の linuxthreads を使ったバイナリはたいてい動作しますが Plamo-4.2 で作成した NPTL を使ったバイナリは Plamo-4.0x では動きません - NPTL に必要な機能が無いため Plamo-4.2 では 2.4 系カーネルは動作しません ・動的にデバイスファイルを作る udev を採用 - /sys 以下に作られるカーネルが認識しているデバイス情報を元に,動的に デバイスファイルが作成されるので,USB デバイス等,活線挿抜可能なデバ イス用のデバイスファイルは,そのデバイスを接続しないと作成されません - udev に対応していないデバイスの場合,手動で mknod を用いて必要なデ バイスファイルを作ることは可能ですが,/dev は tmpfs 上に取っているの で,再起動すれば初期化されます(手動で mknod するよりは /etc/udev/rules.d に 追加するか,etc/rc.d/rc.S で作成するように設定すべき) ・sshd を inetd 経由で(tcp_wrappers を参照して)起動するようにしました. - デフォルトでは deny all policy になっていますので,ssh で接続したいマシンや ネットワークを /etc/hosts.allow に指定しないと ssh でも接続できません. ・/tmp を tmpfs 上に作成しています - 再起動すると /tmp の中身はきれいに無くなりますので,保存すべきファイルは /tmp に 置かないようにしてください. ・Heimdal(KTH-Kerberos: スウェーデンのKTH で開発された Kerberos5 の実装)が /usr/heimdal に入っています.PATH を先に通しているので ftp や rcp 等 Kerberos 化されているコマンド は /usr/heimdal/bin/ が使われます. ・X を Xorg-6.8.2 に更新しました.設定ファイル(/etc/X11/xorg.conf)を作成する際には xfplamoconfig を 使うのが便利です. ・KDE-3.5.1 に更新しました ・GNOME-2.12.2 に更新しました ・PostgreSQL 回りを 8.1.3 に更新しました ・プリンタ回りを lpd から CUPS + gutenprint-5.0 に更新しました - プリンタの設定は /etc/printcap を修正するのではなく, http://localhost:631/ 経由の Web UI で設定します.ただし,CUPS 自体の設定 (プリントを許可するネットワーク/ホスト等の指定)は /usr/etc/cups/cupsd.conf を修正し,cupsd を再起動する必要があります. ・IPA フォントを含む openprinting ドライバを収録しました - openprinting 用のドライバが使えるプリンタは Epson/Canon のごく一部なので注意してください. IPA フォントは ipagothic, ipapgothic, ipamincho, ipapmincho, ipauigothic の 5 種が利用可能 内部の仕組み等は変ったけど,ユーザーレベルでは変っていない変更点 ・インストーラを 2.6 カーネル + uClibc-0.97 + busybox-1.10-rc1 に更新 ・インストーラを initrd 形式から initramfs 形式に変更 ・installpkg/removepkg を専用コマンド(busybox由来)を使うように変更 ○Plamo-4.03 について(2005-08-16) ・GNOME を含むようになったため,CD イメージは 3 枚組みになりました.1 枚目が plamo コア,2 枚目が GNOME/KDE のデスクトップ環境,3 枚目が contrib という構成になっています.GNOME/KDE をインストールしない場合 は 1 枚目の CD のみでインストールは可能です. ・GNOME 環境をインストールした場合,初期化時に XML ファイルの処理を行うので info ファイルを処理した後くらいに多少の時間沈黙することがあります. ・「お勧め」インストールを s(開発環境無しの X クライアント的な環境:約 800MB 必要),m(開発環境も含めた標準的な環境:約 1.6GB 必要),k(m + KDE デスク トップ環境:約 2.3GB 必要),g(m + GNOME デスクトップ環境:約 2.3 GB 必要)の 4 種に再構成しました.s, m も従来より大きくなっているため, 同じパーティションに収まらない可能性があるのでご注意ください. ・Plamo-4.03 のデフォルトのカーネルは 2.4.31 です.なお,2 枚目の CD の k_opt ディレクトリに 2.6.12.4 のカーネルが入っていますので,2.6 系の カーネルを試してみたい人をこちらをお試しください. ・インストール直後の状態では XFree86 4.4.0 のサーバが起動しますが, /usr/XFree86/bin に XFree86 4.5.0 のサーバも用意しています.4.5.0 の サーバを試してみたい人は # cd /usr/X11R6/bin # rm X # ln -s ../../XFree86/bin/XFree86 X のように X サーバのリンク先を切り替えてください. ・GNOME が入った都合上,かなり大きく変ったように見えますが,基本的に Plamo-4.0 系のメンテナンスリリースのため,glib(2.3.3),gcc(3.3.6) は 更新していません. ・諸般の都合で FD インストール時のカーネルは 2.4.27 のままで,SATA に は対応していません. ○Plamo-4.01 について(2004-09-09) ・カーネルは 2.4.27 に更新し,CONFIG_INET_ECN は無効にしました. ・レスキューディスク作成時に USB FDD を /dev/sda と決め打ちするバグは 修正しました. ・各種 SATA カードに対応しました(libata 経由).それに合わせて,インストー ラとデフォルトのカーネルが IO-APIC を使うようになりました.そのため, 一部のマシンでは割り込み回りで問題が生じるかも知れません. ・plamo/md5sum には含まれているものの, plamo/kde 以下は disc2 に入って いるので,md5sum のチェックをするとファイルが見つからない旨のエラー が報告されます. ・contrib/Network/samba-2.2.10-ja-1.0-i386-P1.tgz は popt ライブラリを 必要とします.このライブラリがインストールされていない場合, plamo/d/popt-1.7-i386-P1.tgz を installpkg 等でインストールしてくだ さい. ・XFree86 サーバの日本語設定ツール xfplamoconfig を追加しました. CDplamo と同様,非常に簡単に XF86Config を作成できます. ただし,日本語で dialog を開くので,設定時には KON を使って日本語を 表示できるようにしておいてください(設定項目は少ないので非日本語環境 でも設定できると思いますが) ○Plamo-4.0 RC2 について(2004-6-22) ・SCSI HDD にインストールした場合,レスキューディスクとして USB FDD は 使用しないでください.レスキューディスクの作成時,USB FDD は /dev/sda に決め打ちしているので,インストールした SCSI HDD を破壊し てしまいます. ○Plamo-4.0β2 について(2004-4-XX) ・PAM 回りがきちんと動いていなかったのを修正しました. ・USB FDD でもレスキューディスク(ブートディスク)が作成できるようにしました. # USB FDD でレスキューディスクを使う場合,あらかじめ他の USB デバイス # (CD-ROM は除く)は外しておいてください. ・kernel-2.4.26 に更新しました. - watchdog 用モジュールは作成しない - CPU は i586 を指定 ・XFree86-4.4.0 の rebuild ・libncurses.so を /usr/lib ではなく /lib に移動 ・FDインストール時にネットワーク用のモジュールドライバを使えるように AT/FD/netdriver を用意しました.FD イメージなので cat や RAWRITE.EXT 等で FD に書き込み,手動で適当なディレクトリにマウントして,必要なド ライバを insmod してください. ○Plamo-4.0β1 について(2004-4-7) Plamo-4.0 は,glibc-2.3.2 + GCC-3.3.2 + XFree86 4.4.0 + KDE-3.2.1 等, 主要なパッケージをほぼ最新版(当社比 :-)に更新した新しい Plamo Linux で す.Plamo-4.0 の特徴は以下の通りです. ・kernel 2.4.25, glibc2, GCC,XFree86 4.4.0, KDE-3.2.1 等の各種パッケー ジをほぼ最新版に更新 # KDE は劇的に速くなっています.また,xf86config しなくても X が立ちあ # がったり. ・Planet と呼ばれる新しいネットワーク管理システムを採用し,ノート PC で面倒だった内蔵ネットワーク/無線 LAN カード,固定 IP/DHCP 等の各種 設定を統一的に管理できるようになりました.ノートPCの内蔵NICで、ケーブ ルを挿したときだけ ifconfig up する、といった設定も可能です。 # その分,起動過程等が多少複雑になっているので,Planet を利用する方は # /usr/share/doc/planet-4.0.0/README.jis を一読されることをお勧めしま # す. ・murasaki を積極的に利用して,PCI なカードはドライバの自動検出が可能 になりました. # PCI なネットワークカード,サウンドカードあたりはほぼ自動的にモジュー # ルドライバをロードできます. ・GRUB のインストーラを改良し、Windowsの起動設定が容易になりました. また,WindowsNT/2000/XP の OS ローダを利用する設定も簡単にできるように なりました. # NT/2000/XP 用のブートローダを壊すことなく Win/Linux の dual boot 環 # 境が構築できます. ・adduser で .Xdefaults などで設定する emacs やウィンドゥマネージャなどの フォントサイズを設定できるようになりました. ・8.3 のパッケージ名の制限を無くしたり,複数の CD-ROM に対応するなど, インストーラの改善を計りました. # 現在は 2 枚目の CD に KDE と contrib が入っています. ・ルートパーティションに ext2/ext3/reiserfs,ルートパーティション以外 では上記 3 種に加えて XFS/JFS の各次世代 FS が利用可能になりました. # FD インストールの場合は XFS/JFS は使用できません. ・Plamo-3.x までの contrib はいったんリセットしたため,現在 contrib 以 下はかなり少なくなっています.愛用されているソフトが含まれていない場 合,ぜひパッケージ化してご提供くださいませ ・PC98 のサポートは打ち切りました. ○Plamo-4.0 の正式版までの TODO リスト ・古くなっている FAQ 等ドキュメントの更新,namazu + インデックスの更新 ・古いバージョンのライブラリ用にリンクされているパッケージの更新 ・2.6 系カーネルへの対応準備 ---------------------------------------------------------------- ○Plamo-3.1RC1 の問題点 ・Tcl/Tk が 8.05 -> 8.3 の順番にインストールされ,8.05 のヘッダファイルが 8.3 に上書きされるため,8.05 のバージョンに依存するプログラムを利用する 際は,再度 tcl1/tcl805j.tgz をインストールしてください. ・今回は Plamo/98 の更新には手が回りませんでした.98ユーザの方,ごめんなさい. ・HDD は SCSI だけど,CD-ROM は IDE という環境の場合,liloconfig が正 しく最初の HDD を見つけられずに lilo のインストールに失敗する場合が あります.そのような場合,setup の終了後,手動で /mnt/etc/lilo.conf を 編集し(vi が使えます :-),boot=/dev/hda となっている部分を boot=/dev/sda 等に変更し,chroot /mnt してから 再度 lilo を実行すれば正しくインストー ルできる場合があります. ・インストール時の「お勧め」メニューでは s が 400MB,m が 1GB 程度と書い てましたが,いつの間にか m は 1.3GB ほど使っているようです(^^;).逆 に s は 300MB くらいになってました. ・APM 機能はモジュールになっているので,APM を利用しているマシンでは apm.o をロードしないとパワーマネジメント機能が利用できませんのでご注 意ください. ・AT/FD 以下に英語版インストーラを組み込んだ rootdsk(erootdsk) を用意 しました.bootdsk は日本語版,英語版とも bootdsk で共通です. ・利用しているカーネルは 2.4.20 ですが,いくつかまだ正式に採用されてい ないパッチをあてています(ptrace hole 用のパッチとか).使ったパッチは ftp://plamo.linet.gr.jp/pub/Plamo-src/plamo/a1/kernel に置いてますので 必要な方はこちらでご確認ください. ○Plamo/98 3.0 の問題点 ・Linux/98 のコンソールの文字コードは,起動時には Shift-JIS になってい ます.EUC にする場合は VF-1 を押してください.VF-2 が SJIS, VF-3 が Raw になると思います. ・fdisk98 等の 98 依存のコマンドは不要になった模様です. ・FD に grub98 をインストールする際に menu.lst が正しく設定されずにコ マンドモードに落ちる. FD から起動する場合は,grub のコマンドラインで > kernel=(hd0,1)/vmlinuz root=/dev/hda2 ro > boot 等のコマンドを実行してください.なお,(hd0,1) というのは grub 風の HDD/パーティションの指定で,HDD は IDE,SCSI の順に hd0, hd1, hd2 等 と認識され,パーティションは,その HDD 上のパーティションが 0 からの 連番で認識されます. 例えば Linux で /dev/hda2 (最初の HDD の 2 つ目のパーティション)は grub 式には (hd0,1), /dev/hda3 は (hd0,2),/dev/hdc1 は /dev/hda, /dev/hdb が存在する場合, 3 つ目の HDD なので (hd2,0),/dev/hdb が存在しない場合は (hd1, 0) になります. 一方,root=... 以下の部分は Linux カーネルに渡すカーネルパラメータな ので,Linux 流の指定になるので注意してください. ・環境依存かも知れませんが,手もと PC-9821V166 なマシンでは APM 機能を 使う設定にすると X サーバが起動しませんでした. # モジュールの指定にしてもダメ デフォルトでインストールするカーネルは APM を組み込んでいませんが, カーネルを再構築する際は注意してください. ○Plamo-3.0 β1 の既知の問題点 ・サポートしている NIC はインストーラのカーネルの方が多少多いので,イ ンストール時には使えた NIC もインストール後は手動でモジュールをイン ストールしなければならない場合がある. ・/erc/murasaki/murasaki.preload では uhci をロードしているので,他の USB チップ(JE, OHCI)の場合は変更が必要 ・カーネル自体には APM のドライバと ACPI のドライバの双方を組み込んで いるが,ハードウェアによっては halt -p で電源が落ちない場合がある. halt -p で電源断まで行かない場合,起動時のカーネルパラメータで apm=off か acpi=off を指定して,どちらかの機能を明示的に停止する必要 がある模様 手元で試した限りでは,カーネルは APM を優先して認識するようで (Documents あたりの文書では ACPI 優先と書いてあった気がするが,,), APM が認識されれば ACPI は認識されないため,ちゃんとした ACPI インター フェイスを有するマシンでは apm=off を指定しないと電源断まで行かなかっ た. ・デフォルトのカーネルでは SMP は OFF になっているので,SMP を使いたい 場合はカーネルの再構築が必須 ・インストールするカーネルは 2.4.19 だが,インストーラのカーネルは 2.4.19-pre10 のままになっている. ・n1/bind9.tgz はお勧めではインストールされないが,これをインストール しないと dig あたりが入らないので,お勧めでインストールするように変 更するかも. ・n1/bind9.tgz は /var/named/local/127.0.0.1 の "here.is.myhostname." の部分に実際のホスト名,"primary.nameserver." の部分にプロバイダ等の 手近なネームサーバを指定してやれば,キャッシュサーバとして動作するはず. その場合,/etc/resolv.conf の nameserver 欄は自らの IP アドレス (127.0.0.1 でも可)を指定すればいい # どうやら "here.is.myhostname." は "localhost." でも動作するようなの # で,primary.nameserver. だけを適宜設定すればいいのかな? ・インストーラは USB デバイスを認識しないので,USB デバイス 経由/へ の インストールは不可.ブート可能な USB FDD の場合,インストーラを起動 することはできるが,インストーラの起動後には認識できなくなる. # USB デバイスにパッケージを置いてそこからのインストールするのは考えら # れなくもないけど,USB デバイスへのインストールというのは難しいだろう # なぁ,, 平成14年8月5日(月) DONE: - setterm でインストーラのブラックアウトを止める - notekern + pcmcia 回りの調整 - pTeX2110.tgz のテストと /usr 以下での再構築 - インストーラ起動時メッセージの変更 TODO: - PC98 サポート - GNOME のマージ - モジュールになっている NIC の自動設定 - 非標準のドライバを持った initrd - gpmconfig の日本語化 - jfs/xfs のサポート 平成14年6月20日(木) DONE - ext3/ext2/reiserfs の選択 - インストーラでの cfdisk の利用 - KDE 3.0 への更新 - mozilla(wazilla) 1.0 への更新 - まだ変更予定だが,とりあえず AT/FD/{bootdsk,rootdsk} で PCMCIA カードが使えた TODO: - setterm でインストーラのブラックアウトを止める - notekern + pcmcia 回りの調整 - pTeX2110.tgz のテストと /usr 以下での再構築 - PC98 サポート - GNOME のマージ - モジュールになっている NIC の自動設定 - 非標準のドライバを持った initrd - gpmconfig の日本語化 - インストーラ起動時メッセージの変更 - jfs/xfs のサポート 平成14年6月8日(土) DONE - boot loader の選択(lilo/grub) - grub-0.92 + splashimage patch - grub な起動 FD の作成 - オリキャラの作成 :-) - インストール時の Menu/Expert モード - install 時に root password の設定と /etc/rc.d/rc.once を実行 TODO: - モジュールになっている NIC の自動設定 - notekern + pcmcia 回りの調整 - pTeX2110.tgz のテストと /usr 以下での再構築 - PC98 サポート - GNOME のマージ - KDE 3.0 - 非標準のドライバを持った initrd - reiserfs/jfs/xfs のサポート - gpmconfig の日本語化 - インストーラ起動時メッセージの変更 平成14年5月27日(月) DONE - NFS の timeout 問題 - インストーラに fdformat - boot floppy の syslinux 化 TODO: - notekern + pcmcia 回りの調整 - pTeX2110.tgz のテストと /usr 以下での再構築 - PC98 サポート - GNOME のマージ - KDE 3.0 - grub の新版 - 非標準のドライバを持った initrd - reiserfs/jfs/xfs のサポート - オリキャラの作成 :-) - gpmconfig の日本語化 - インストーラ起動時メッセージの変更 - install 時に root password の設定と /etc/rc.d/rc.once を実行 平成14年5月25日(土) DONE: - インストーラの FD boot - NotePC 用の tagfile ( - ネットワークインストール) TODO: - notekern + pcmcia 回りの調整 - pTeX2110.tgz のテストと /usr 以下での再構築 - PC98 サポート - GNOME のマージ - KDE 3.0 - grub の新版 - 非標準のドライバを持った initrd - reiserfs/jfs/xfs のサポート - オリキャラの作成 :-) 平成14年5月21日(火) DONE: - kernel 2.4.18 - glibc-2.2.5 - XFree86 4.2.0 - lilo-22.2 - perl 5.6.1 - default ext3 化 - pTeX2110.tgz - インストーラの uClibc + busybox 化 - syslinux-1.72 + isolinux boot TODO: - インストーラの FD boot - インストール後のカーネルを FD にどう入れるか # 現状ではカーネルサイズがデカすぎて入らない.. - notekern + pcmcia 回りの調整 - NotePC 用の tagfile - pTeX2110.tgz のテストと /usr 以下での再構築 - PC98 サポート - GNOME のマージ - KDE 3.0 - grub の新版 - ネットワークインストール - 非標準のドライバを持った initrd - reiser/jfs/xfs のサポート - オリキャラの作成 :-) 平成14年2月6日(水) ・「お勧め」の各モード(l,m,s)でインストールされるパッケージ a1 -------------------------- s m l aaa_base : ○ ○ ○ elflibs : × × ○ bash : ○ ○ ○ bsdlpr : ○ ○ ○ etc : ○ ○ ○ basebin : ○ ○ ○ devs : ○ ○ ○ cpio : × ○ ○ e2fsbn : ○ ○ ○ glibc2 : ○ ○ ○ complibs : ○ ○ ○ find : ○ ○ ○ getty : × × × gpm : × × × grep : ○ ○ ○ gzip : ○ ○ ○ hdsetup : ○ ○ ○ ide : △ × × less : ○ ○ ○ loadlin : × ○ ○ kbd : ○ ○ ○ ldso : × × ○ lilo : ○ ○ ○ pcmcia : △ × × pnp : × ○ ○ jman : × ○ ○ recjis : × × ○ prutil : ○ ○ ○ modules : ○ ○ ○ ps : ○ ○ ○ sysklogd : ○ ○ ○ sysvinit : ○ ○ ○ zoneinfo : ○ ○ ○ scsi : △ ○ ○ sh_utils : ○ ○ ○ shadow : ○ ○ ○ tar : ○ ○ ○ tcsh : ○ ○ ○ txtutils : ○ ○ ○ baseutil : ○ ○ ○ jbase : ○ ○ ○ konbin : ○ ○ ○ konfnt : ○ ○ ○ notekern : △ × × readln22 : ○ ○ ○ grub : ○ ○ ○ ap1 -------------------------- s m l ash : × × ○ bc : × ○ ○ diff : ○ ○ ○ fdclone : ○ ○ ○ gs550 : × ○ ○ gv : × ○ ○ ispell : × ○ ○ jgroff : × ○ ○ manpgs : × ○ ○ mt_st : × ○ ○ netpbm : × ○ ○ quota : × ○ ○ texinfo : × ○ ○ vfjfm : × ○ ○ vflib : × ○ ○ cn1 -------------------------- canna : × ○ ○ d1 -------------------------- autoconf : × ○ ○ automake : × ○ ○ binutils : × ○ ○ bison : × ○ ○ byacc : × ○ ○ flex : × ○ ○ gcc295 : × ○ ○ gdb : × ○ ○ gmake : × ○ ○ jperl5 : ○ ○ ○ libc : × ○ ○ libcinfo : × ○ ○ linuxinc : × × × m4 : × ○ ○ man2 : × ○ ○ man3 : × ○ ○ pmake : × ○ ○ rcs : × × × f1 -------------------------- faq1 : × ○ ○ faq2 : × ○ ○ jdoc : × ○ ○ kakasi : × ○ ○ namazu : × ○ ○ jf1 -------------------------- goth13 : × ○ ○ vmincho : × ○ ○ jg1 -------------------------- actx : × × ○ emiclock : × ○ ○ fkiss : × × ○ gcal : × × ○ igusta2 : × × ○ jnethack : × ○ ○ lifegame : × × ○ mindfocu : × × ○ netmaj : × ○ ○ penta : × × ○ poker : × × ○ rogue : × × ○ same : × ○ ○ seimei : × ○ ○ shoot : × × ○ sxsame : × ○ ○ x777 : × × ○ xballoon : × × ○ xcapsule : × × ○ xflash : × × ○ xjokes : × ○ ○ xjump : × × ○ xkobo : × × ○ xmascot : × × ○ xmd : × × ○ xmogura : × × ○ xosmulti : × ○ ○ xpoker : × × ○ xpuzzlet : × × ○ xrenju : × ○ ○ xrot : × × ○ xshisen : × ○ ○ xsoldier : × × ○ xtokkaet : × × ○ yamsweep : × ○ ○ xhakom : × × ○ jml1 -------------------------- apel : × ○ ○ eggcanna : × ○ ○ eggremix : × ○ ○ emacs : × ○ ○ mew : × ○ ○ skk : × ○ ○ skkexdic : × ○ ○ tamago : × ○ ○ yatex : × ○ ○ jpt1 -------------------------- dvipsk : × ○ ○ ptex218 : × ○ ○ xdvik : × ○ ○ k1 -------------------------- kernsrc : × ○ ○ kde1 -------------------------- audiofil : × × ○ htdig : × × ○ kaddons : × × ○ kadmin : × × ○ kartwork : × × ○ kbindng : × × ○ kdebase : × × ○ kdei18n : × × ○ kdelibs : × × ○ kdepim : × × ○ kdesdk : × × ○ kdetoys : × × ○ kdevelop : × × ○ kdoc : × × ○ kgames : × × ○ kgraphic : × × ○ kmultime : × × ○ knetwork : × × ○ koffi18n : × × ○ koffice : × × ○ kutils : × × ○ libIDL : × × ○ libtool : × × ○ libxml : × × ○ libxslt : × × ○ pcre : × × ○ qt231 : × × ○ n1 -------------------------- bind : × ○ ○ mailx : ○ ○ ○ metamail : ○ ○ ○ mnews : ○ ○ ○ ppp : ○ ○ ○ procmail : × ○ ○ cf : × ○ ○ mh : ○ ○ ○ rdist : × ○ ○ sendmail : × ○ ○ tcpip : ○ ○ ○ dhcpcd : ○ ○ ○ expect : × ○ ○ tcl1 -------------------------- tcl805j : × ○ ○ tk805j : × ○ ○ tclx804 : × ○ ○ tkdesk : × ○ ○ wnn1 -------------------------- freewnn : × ○ ○ x1 -------------------------- x336bin : × ○ ○ x336doc : × ○ ○ x336cfg : × ○ ○ x336f100 : × ○ ○ x336fcyr : × × ○ x336fnon : × × ○ x336fnts : × ○ ○ x336fscl : × ○ ○ x336fsrv : × × ○ x336html : × × ○ x336jdoc : × ○ ○ x336lib : × ○ ○ x336man : × ○ ○ x336nest : × × ○ x336prog : × ○ ○ x336prt : × × ○ x336ps : × × ○ x336stup : × ○ ○ x336vfb : × × ○ xap1 -------------------------- afstep : × ○ ○ stepicns : × ○ ○ freetype : × ○ ○ fvwm2 : × × ○ gnuplot : × ○ ○ imlib : × ○ ○ kinput2 : × ○ ○ kterm : × ○ ○ libglib : × ○ ○ libgr : × ○ ○ libgtk : × ○ ○ qvwm : × × ○ rxvt : × × ○ tgif : × ○ ○ xengine : × × ○ xfnt10 : × ○ ○ xfnt12 : × ○ ○ xfnt14 : × ○ ○ xfnt16 : × ○ ○ xfnt18 : × ○ ○ xfnt20 : × ○ ○ xfnt24 : × ○ ○ xfnt26 : × ○ ○ xfntm14 : × ○ ○ xfntm16 : × ○ ○ xfntm18 : × ○ ○ xfsxtt : × ○ ○ xosview : × ○ ○ xpm : × ○ ○ xlock : × ○ ○ xttutils : × ○ ○ xv : × ○ ○ onekosak : × ○ ○ xd1 -------------------------- x336lkit : × × × xs1 -------------------------- x3dlab : × △ △ x8514 : × △ △ xagx : × △ △ xfb : × △ △ xi128 : × △ △ xma32 : × △ △ xma64 : × △ △ xma8 : × △ △ xmono : × △ △ xp9k : × △ △ xs3 : × △ △ xs3v : × △ △ xsvga : × △ △ xvg16 : × △ △ xw32 : × △ △ xv1 -------------------------- sspkg : × × × workman : × × ○ xv32_a : × × × xv32_so : × × ○ xv32exmp : × × × xvinc32 : × × × xvmenus : × × × xvol32 : × × × y1 -------------------------- bsdgames : × ○ ○ koules : × × × lizards : × × × sastroid : × × × 平成13年6月6日(水) ・いくつかのバグや設定の変更を反映してマイナーアップデート(2.2.1)しました. ・Plamo 2.2 のデフォルトカーネル(2.2.19)で reiser-fs を使う場合は, mkreiserfs 時に -V 1 オプションを指定して,reiserfs 3.5 形式のファイル システムを作成する必要があります. # デフォルトでは reiserfs 3.6 形式になる plamo-98 およびカーネルを 2.4 系にした場合は -V 1 オプションは必要あり ません. # ただし,reiserfs は crash & reboot をしているとファイルの末尾にラン # ダムに null char を付けるという問題が判明したので,個人的には使用を # お勧めしません. 平成13年5月6日(日) Plamo-2.2 は先にリリースした Plamo-2.1 で見つかっていた問題点や環境ファ イルの不具合を中心に修正したバージョンです.Plamo-2.1 に比べて大きく変 更されたのは以下のような個所です. ・Glibc2 : Plamo 2.1 では開発版の snapshot である glibc-2.1.94 を使っ ていましたが,2.2 では公式リリース版の glibc-2.2.2 を採用しています. ・Linux Kernel : PC 用では kernel 2.2.19 に ide patch と reiserfs patch を当てたカーネルを使っています.98 用では kernel 2.4.3 に Linux98 用パッチを当てたカーネルになっています.ただし,インストーラの カーネルは Plamo 2.1 で使っていたものと同じです. ・pcmcia-cs : pcmcia-cs-3.1.25 に nsp_cs-2.5 を追加しています.2.4 系 のカーネルではカーネル組み込みの pcmcia 機能は使用せず,pcmcia-cs 附属 のドライバを使うようにしています. ・Netscape communicator は 4.76 日本語版を使っています.Netscape は contrib/Netscape に入っていますので,システムのインストール後に別途イ ンストールする必要があります. ・カーネル 2.4.3 のソースは非常に大きいので,Plamo98 のお勧めモードで はカーネルソースはインストールしないようにしました.また, plamo98/k1/kernsrc.tgz は bzip2 で圧縮した状態になっていますので,カー ネルの再構築時には kernsrc.tgz をインストール後,カーネルソースを手動 で展開してください. ・XFree86 : XFree86 のバージョンは 3.3.6 のままですが,SVGA サーバは i810 に対応するように再コンパイルしてみました. ・その他,バージョンが古くなったり,手元でコンパイルし直したパッケージ が多数ありますが,それらについては ChangeLog を見てください. ・Plamo, Plamo98 に関する質問は Plamo Linux のメーリングリストの方にお 願いします.メーリングリストへの登録方法等は plamo-ctl@linet.gr.jp に 本文に help と書いたメールを送って取り寄せてください.この ML は fml を使って運用しているので,使い方をご存知の方は直接 subscribe してもらっ て構いません. ・Plamo98 に限らない Linux98 全般に関する話題を扱うメーリングリストも あります(linux98@koei.ne.jp).この ML に関しては linux98-ctl@koei.ne.jp まで問い合わせてください. 平成12年9月28日(木) CD-ROM の締切の都合で見切り発車になってしまいました。本 CD-ROM に収録 した Plamo-2.1 に関する不具合やその修正方法、パッチ情報などは以下の URL で紹介していますので、ぜひ一度御覧くださいませ。 技術評論社の Plamo Linux のページ : http://www.gihyo.co.jp/SD/plamo/ Plamo Linux のホームページ : http://www.linet.gr.jp/~kojima/Plamo/ 平成12年9月27日(水) テストは十分ではありませんが、Software Design 2000/11 号に収録するため に整理した Plamo-2.1 です。 CD-ROM 中のディレクトリ構成は以下の通りになっています。 ---------------------------------------------------------------- 98 NEC-98x1 用のインストーラを収めたディレクトリ 144 1.44MB 用のインストーラ 125 1.25MB 用のインストーラ AT |Install PC 互換機用のインストーラを収めたディレクトリ | ALL SCSI + Network ドライバを組み込んだインストーラ | English 英語版インストーラ | NOPCI 非 PCI マシン用インストーラ | NET Network ドライバを組み込んだインストーラ | PCMCIA PCMCIA 経由のインストーラ | SCSI SCSI ドライバを組み込んだインストーラ | |Windows Windows用ツールを収めたディレクトリ | FIPS パーティション 分割ツール | |docs 各種ドキュメントを収めたディレクトリ boot CD-ROM boot 用の FD イメージを収めたディレクトリ contrib 自動的にはインストールされないバイナリパッケージ類 .all contrib 以下のファイルの実体を置いているディレクトリ Bench HDD ベンチマーク用プログラム CDtools CD-R 用ツール Database PostgreSQL データベース Electronics 電子工作関連ツール FM ファイルマネージャ類 GNOME GNOME 関連パッケージ Graphics Graphics 関連パッケージ KDE KDE 関連パッケージ Kernel kernel 2.4 ソース Lang 各種開発用言語 Libs 各種ライブラリ Netscape Netscape Communicator Network Network 用ツール PVM Pararell Virtual Machine パッケージ RPM RPM コマンド Shell 各種シェル Sound サウンド関連パッケージ Src ソースコードでのみ配布許可されているパッケージ TclTk TclTk 関連パッケージ Texttools テキスト処理関連パッケージ WM 各種 WindowManager WWW WWW 関連パッケージ Wnn6-lib Wnn6 用ライブラリ Xemacs xemacs パッケージ plamo PC 互換機用 Plamo Linux のバイナリパッケージ a1 基本(必須)パッケージ ap1 必須ではないアプリケーション類 cn1 日本語カナ漢字変換システム Canna d1 GCC コンパイラと関連ツール f1 各種文書 jfn1 日本語ベクトルフォント jg1 JG コレクション(国産ゲーム) jml1 Emacs(Mule)関連パッケージ jpt1 pTeX 2.8.1 関連パッケージ k1 カーネルソース n1 ネットワーク関連パッケージ tcl1 TclTk 関連パッケージ wnn1 日本語カナ漢字変換システム Wnn x1 XFree86 基本コマンド xap1 XFree86 用アプリケーション xd1 XFree86 開発環境 xs1 XFree86 サーバ類 xv1 XView 用環境 y1 英語版ゲーム plamo98 PC-98x1 用 Plamo Linux のバイナリパッケージ (含まれているディレクトリは plamo と同じ) ------------------------------------------------------------- 平成12年6月12日(月) ・現在、開発中の Plamo-2.1 のスナップショットです。インストールテスト や動作テストはしていませんので悪しからず。 ------------------------------------------------ 平成12年4月20日(木) ・未解決の問題点 - XF86Setup で日本語キーボードを選択しようとすると seg.fault - Eterm で日本語のフォントが k14 以外使えない - gnome-term で日本語が表示できない - gnome-games でいくつか seg.fault するものがある - sawmill + Netscape で form に日本語を入れようとすると IM が ON/OFF を繰り返す状態になる - ドキュメント類が古いまま 平成12年4月16日(日) ・contrib/GNOME 以下をコンパイルし直してみましたが、まだいくつかうまく 動かないアプリがあるようです。gmc や panel は、ずるして Slack7 から バイナリを持ってきました ;-) ・Plamo98 で XF98Setup が動くようになったはずですが、手元の Matrox Mystique のカードでは初期化がらみの問題で動作確認できていません。 contrib/XFree86-4.0 では Mystique も動作しています。 ・contrib/XFree86-4.0 はパッケージ形式にはなっていないので、インストー ルの際は Xinst.sh を利用してください。ただし、XFree86-4.0 はサポート しているカードの種類が 3.3.6 よりも狭まっているので注意してください。 ・/etc/modules.conf(昔は conf.modules と言っていた)には、手元にあった サウンドカード(SB AWE, SB PCI, Let's note S21, PC-9821V166)用の設定 例をあげています。各機種用の設定の際の参考にしてください。 平成12年4月4日(火) ・各パッケージに含まれているファイルのリストは、 {plamo,plamo98,contrib}/filelist.gz にあります。 ・デフォルトでインストールするカーネルは reiser-fs パッチ、IDE パッチ (ATA/66 対応用)、USB パッチ、VFAT-jp パッチ、PCMCIA-FD ドライブ用パッ チの 5 種のパッチをあてて生成しています。 一方、/usr/src/linux に展開されるソースコードは 2.2.15 への公式パッ チをあてるためにパッチを当てていない状態で収録していますので、カーネ ルを再構築する場合は適宜 /usr/src/linux/Patch ディレクトリにあるパッ チを適用してください。 それぞれのパッチを別々に適用することも可能ですが(一部、手動で修正が 必要な部分があります)、plamo-2.0-diff.gz には、これら全てのパッチを 適用した状態での diff をまとめていますので、Plamo のカーネルソースを 再現するためにはこのパッチを適用する方法もあります。 ・インストールするカーネルの設定はインストールしたマシンの /boot/config にありますので参考にしてください。 ・ATA/66 PCI-IDE 用パッチ(上記 IDE パッチ)を適用すると、SMP を設定して コンパイルしないと正しくデバイスを認識しないようです(これは手元の開 発環境が SMP であるせいかも知れません)。 そのため、インストールするカーネルも SMPモードでコンパイルしています。 2.2.14 では試していませんが、2.2 の初期のカーネルでは SMP モードにす ると起動しない UP マシンもあったので御注意ください。 ・正常終了時にも、「次回の起動時に fsck する」旨の表示がされる場合があ りますが、実際には fsck は行なわれません。 ・Plamo-2.0 が採用している glibc2 は glibc-2.1.2 に NLS 研究会が作成し た日本語 locale を作成するためのパッチをあてたバージョンです。このパッ チは ftp://sv.linuxjp.org/pub/Glibc2 から入手可能です。パッチの作者 である花高さん、吉山さんに感謝します。 ・「お勧め」パッケージは 1.x に比べて 100〜200M バイト近く大きくなって います。従来のパーティションにインストールする場合はパーティションが 溢れないように注意してください。 ・「お勧め」の minimum パッケージは約 250 Mバイト消費します(全然 minimum じゃないですね、、^^;)。また、カーネルや PCMCIA-CS のインス トールは問い合わせてくるようになっています。100M バイト以下に収めた い場合は、「お勧め」モードを使わずに、menu モード等で A や AP(ネット ワークが必要な場合は N)のファイルをインストールしてください。 ・XFree86-4.0 のバイナリ(XFree86 Org. から配布されているもの)を contrib の下に収録していますが、XFree86-4.0 は 3.3.6 等に比べて、一 部未サポートのカードがあるようなので注意してください。また、このパッ ケージをインストールすると font.alias 等が書き替ってしまうため、正し く日本語が表示できない場合があります。そのような場合は x1/x336fnts.tgz にある /usr/X11R6/lib/X11/fonts/misc/fonts.alias 等 を使って復旧してください。 ・lilo-21.4 は拡張 BIOS コールを使って over 8G パーティションにもアク セスできますが、デフォルトで作成する /etc/lilo.conf にはそのためのオ プション(lba32)を付けていませんので、インストール時には lilo がうま くインストールできません(lba32 による副作用の見極めがついていないの で)。そのような場合、boot 用の FD を作成しておき、そこから起動した上 で /etc/lilo.conf に lba32 オプションを指定して再度 lilo を実行すれ ば HDD にインストールすることも可能になるはずです。 ・plamo98 では linux-2.2.14 カーネルをインストールしますが、うまく FD が使えない可能性があります(機種依存するかも) 平成12年2月29日(火) ・Plamo 2.0β3 の問題点 ・XF86Setup でキーボードを日本語 KBに設定しようとすると seg.fault する。 マウスを IMPS/2 に変更しようとすると右上に飛んでいってしまう。 マウスは通常の PS/2、キーボードは US モードで XF86Config を設定し、作 成される /etc/XF86Config を修正してください。 修正すべき個所は Section "Keyboard" Protocol "Standard" XkbRules "xfree86" XkbModel "pc101" XkbLayout "us" EndSection Section "Pointer" Protocol "IMPS/2" Device "/dev/mouse" EndSection のあたりです。 ・vmware を使う場合は vmware のインストーラを起動する前に /etc/rc.d の 下に init.d と rc0.d, rc1.d, rc2.d, rc3.d, rc4.d, rc5.d, rc6.d という ディレクトリを作成しておいてください。 ・GNOME の一部ゲームで日本語のメニューバーが表示されないようです 平成12年2月6日(日) Plamo 2.0β2 の問題点 ・XF86Setup でキーボードを日本語 KBに設定しようとすると seg.fault する。 どうも Tcl/Tk まわりと glibc2 との食い合わせの問題のような気がしますが、 原因は特定できてません。XFree86 のバイナリ配布の XF86Setup では日本語 が文字化けするので、手元でコンパイルし直したせいかも知れないです。 英語モードならば大丈夫なようなので、キーボードの設定を変更する場合は export LANG=C ; locale を実行してから XF86Setup を起動してみてください。 ・Linux98 も XF86Setup で設定できるの? 昔は Linux98 用の XF98Setup があって、ソースには痕跡は残っているようだ が、XF86Setup にマージされている気がする。いずれにしても、手元では X が動く 98 が無いため、Linux98 の X 周りはテストしてません m(_ _)m ・GNOME, KDE 等が古いまま 両方とも去年の夏ごろから更新していない。。。 ・インストール後の起動時に libfont.. あたりのエラーメッセージが表示さ れる 多分、インストール時にヘンなシンボリックリンクを作っていると思うけど、 実害はないのであまり追及していません。2 度目の起動時からはメッセージも 出なくなります。 ・カーネルの再構築時について インストールするカーネル(a1/{notekern,scsi,ide}.tgz)には IDE パッチ (ATA66 対応等)などをあてていますが、インストールするソースコードにはパッ チはあてていません(公式のカーネルパッチがあたらなくなるため)。採用した パッチは k1/kernsrc.tgz に含まれており、このファイルをインストールする と /usr/src/linux/Patches に展開されますので、カーネルの再構築時に必要 な方は適宜手動であててください。 /usr/src/linux/Configs には手元で構築したカーネルの設定を入れています ので参考にしてください。 INSSTALL1, INSTALL2 : Desktop 用インストーラのカーネル INSTALL_NOTE : NotePC 用インストーラのカーネル SCSINET : インストールする Desktop 用カーネル NOTE : インストールする NotePC 用カーネル CUSTOM : 手もとのマシン(Dualon + via rhine + aic7000 + SB PCI64)用のカーネル カーネルを再構築するとモジュール類も再構築する必要があります。カーネル ソースに付属のモジュールは make modules; make modules_install で作成 & インストールが可能ですが、PPxP が使う userlink.o や PCMCIA-CS 用のモジュー ルは別途コンパイル & インストールしなければいけません。userlink のソー スは /usr/src/modules に、PCMCIA-CS のソースは(notePC 用お勧めの場合) /usr/src/pcmcia-cs 以下にインストールされています。 インストーラに関する一般的注意 ・2G バイトのメモリを搭載したマシンでは initrd が利用できずにハングす る、という報告がある。そのようなマシンではメモリを抜くか、起動時のカー ネルパラメータで mem=512M のように使用するメモリを制限してみるといい かも知れない。 ・ハードウェア RAID コントローラ用のデバイスドライバはいくつか組み込ん でいるが、対応するデバイスファイルを用意していない or インストーラス クリプトがデバイスファイルを認識しない可能性が高い(パラレルポートに 接続するタイプの CD-ROM や HDD も同様)。どのようなデバイスファイルを 用意すればいいかを連絡してくれれば可能な範囲で対応する予定。 ・インストール用システムの fdisk は、従来 kon を起動してから日本語版の fdisk を起動するラッパーにしていたが、エラーになって無限ループになる 場合があるのでラッパーをやめた。fdisk を手動で実行する際には、先に kon を起動しておくこと。 ・インストーラのカーネル、インストールするカーネルには、拡張 IDE 用パッ チ(ATA/66 用カード用のパッチ)や VFAT-jp パッチをあてて作成しているが、 2.2.13 以降の公式パッチへの対応のためインストールするカーネルソース にはこれらのパッチはあてていない。必要に応じて /usr/src/Patches 以下 のパッチを適用して欲しい。 ・デフォルトでインストールするカーネルには SMP 機能は組みこんでいない ため、SMP マシンで使用する場合はカーネルを再構築すること。 Plamo 2.0 α4 のインストーラの種類 98 : PC-98x1 用のインストーラ 従来、PC-98x1 用のインストーラでは文字コードを SJIS にしていたが、 Plamo-2.0 では EUC になっているので、1.4.x の CD-ROM と組み合わせ て使うことはできない。 144 : 1.44MB FD 用のイメージ。1.44MB FD が使える 98 用。 ・scsinet1.img SCSIデバイスとネットワークデバイスをサポートした 2.2.12 pre002 カーネルを使ったブートイメージ。組み込んだデバイスは以下の通り (手元では SCSI-55 と Melco EGY-98 しかテストしていません) SCSI : Adaptec AIC-7xxx, SCSI-100/AHA-1030P、AM53/79C974, NCR53C8XX、SCSI-55(C バス) Ether: Melco EGY/LGY-98, ICM-IF27xxET, I/O Data LA-98, Contec C-Net(98)E/L, Allied Telesis LA-98, Elecom Laneed LD-BDN(123)A, PC-9801-108(以上 C バス用) DEC Tulip, EEpro/100, VIA Rhine(以上 PCI バス用) IDE : IDE-98(UIDE-98 ?) ・98pcmcia.img PCMCIA を使うノートタイプ用のブートイメージ。ただし、古いノー ト型 98 の中には独自規格の PCMCIA コントローラを使っているため 利用できないものもある。カーネルは 2.1.57 ベース(時間ができれ ば 2.2.12 ベースに更新の予定) /125 -- 1.25MB の FD 用のイメージ。1.44MB FD が使えない古い 98 用。 ・scsinet1.img + rootdsk.img 144/scsinet1.img のカーネルを使ったブートイメージ (scsinet1.img)とルートファイルシステムのイメージ(rootdsk.img)。 サボートしているデバイスは 144/scsinet1.img と同じ。 scsinet1.img で起動後、画面の指示に従って rootdsk.img に差しか える。メモリが 4M 以下の 98 では利用できないが、サポートが面倒 なので勘弁。 ・scsi55.img PC-9801-55 C バス SCSI コントローラ用のデバイスのみを組みこん だカーネルを使った起動用イメージ。 1.44MB FD を使えないノート型 98 で、PCMCIA-CS を使えるものがある か不明なので、1.25M 用の 98pcmcia.img は作成していない。 AT/ --- PC 互換機用のインストーラ カーネル 2.2.13 ベースにしたが、ネットワークを組みこむとカーネル がやけに大きくなるので、デバイス類の組み合わせは従来のインストー ラから変更されている。メモリを 2G 以上積んでいるマシンでは initrd がマウントできずにハングするという報告がある。そのようなマシンの 場合、起動時のカーネルパラメータで mem=512M のように使用するメモ リを制限してみるといいかも知れない。 SCSI/bootdsk, bootdsk2 ネットワーク機能なしで、SCSI デバイスを重点的に組みこんだカー ネルを使った起動イメージ。bootdsk が Adaptec や Buslogic など 比較的広く使われているアダプタ用。bootdsk2 はそれよりもマイナー なアダプタ用。ATA/66 や paride デバイス、コンパックの Smart RAID などにも対応したつもりだが、テストはできていない。 NET/bootdsk ネットワーク経由でインストールするためにネットワークデバイスを 重点的に組みこんだカーネルを使った起動イメージ。SCSI デバイス には対応していない。SCSI 以外の ATA/66 や paride, Smart RAID などは対応しているはずだが未テスト。 Module/bootdsk, moddsk カーネルにSCSI とネットワーク機能を組みこんだが、ドライバ類は ほとんど組みこめなかったためにモジュール化して moddsk に収めた 起動イメージ。Linux 2.2.13 がサポートしているたいていの SCSI とネットワークデバイスはサポートしているはず。bootdsk と moddsk をそれぞれ FD に書き出し、bootdsk で起動、使用している デバイスが認識されればラッキーだが、だめな場合は root で login 後、mount moddsk /lib/modules して、必要なドライバを insmod で 組み込む必要がある。mod-scsi と mod-net というドライバを総当た りで組み込むスクリプトも作ってみたが、デバイスによってはハング する場合があるので、必要なドライバが判っている場合は手動で組み こむ方がいい。 ネットワーク経由で SCSI HDD にインストールする場合以外は、上記 2 種の起動イメージを使う方が簡単。 NOPCI/bootdsk PCI デバイスをサポートしていない古いマシン用の起動イメージ。 Soundblaster などの独自仕様 CD-ROM もサポートしたつもりだが、 テストはしていない。 PCMCIA/bootdsk,rootdsk, bootdsk-net, bootdsk-scsi PCMCIA の場合も SCSI とネットワークの双方を使おうとすると FD 1 枚に収まらないため、bootdsk で起動後、rootdsk の initrd.gz を 読み込む、という形式にした(bootdsk + rootdsk)。 USB 接続の FD のように、起動後に FD にアクセスできない機種用に、 PCMCIA のうち、ネットワーク機能のみを生かした起動イメージ (bootdsk-net)と SCSI 機能のみを生かした起動イメージ (bootdsk-scsi)も用意してみた。ただし、これらはほとんどテストし ていない。 カーネル 2.2.x では、PCMCIA SCSI カード用デバイスのうち、 nin_cs.o と mps110_cs.o が利用できない(多分、IO Data や Melco(Buffalo)、Maxnica などの PCMCIA SCSI カードはダメになる) ため、古い 2.0.38 ベースのシステムも残してある。ただし、インス トールするシステムは 2.2.12 なので、インストール後は SCSI カー ドが使えなくなるので注意が必要。 English/bootdsk.dsk, bootdsk.pcm, bootdsk.pcm2, moddsk KON で日本語が表示できないシステム用のインストーラ。大部分のメッ セージは英語になっているが、netconfig あたりは化けた日本語にな る。直すのはちょっとメンドくさいので、メニューのタイトルを手が かりに何とかやってください。 サポートしているデバイス類は bootdsk.dsk + moddsk が Module/bootdsk, moddsk に対応し、bootdsk.pcm が PCMCIA/bootdsk-netに、bootdsk.pcm2 が PCMCIA/bootdsk-scsi に対 応する。 全般的注意 ・「お勧め」メニューでインストールすると、HDD を 500M 強使用します。 ・plamo98 の XFree86 周りは一切テストしていません(手元に X が動く 98 機がないもので、、) ・Glibc2 は glibc-2.1.2 に Linux 研究会/NLS 分科会の花高さんが作成され た日本語 locale 用パッチをあてて使っています。 ・日本語 locale 名は ja_JP.eucJP にしているつもりですが、一部のスクリ プトや設定ファイルには、ja_JP が残っている場合があります。 ・Glibc2 の locale 対応によって、ls や date が日本語込みの日付けを返す ために mule(emacs)の dired がうまく起動しないかも知れません。その場合、 ~/.emacs に (let ((lang (or (getenv "LC_ALL")(getenv "LC_TIME")(getenv "LANG")))) (cond ((and lang (string-match "^ja" lang)) (setq dired-move-to-filename-regexp " [1 ][0-9]月 [0-3 ][0-9]日 +[0-9][0-9][:0-9][0-9][0-9年] ")))) を追加して日本語の日付に対応するか(adduser で作成する ~/.emacs にはこ の処理を組みこんでいます)、~/.emacs の先頭に (setenv "LANG" "C") を 追加して日本語の日付表示をしないようにする必要があります。 平成11年9月24日(金) いくつかのバグは修正した一方で、新しい問題点もいくつか見つかっています。 ・vmware 上で 2.2.12 カーネルがネットワークを触ると vmware が落ちる - 2.0.38 では大丈夫みたいだが、、vmware の方の問題か? ・128M 以上の swap パーティションが認識されない - 多分インストーラは 2.0.38 のせい ・mtools で FD のイメージが古いままに残る(FD の交換を認識していない?) ・XF86Setup で日本語が化ける(TODO) 新しいインストーラを AT/Install/{Desktop, NotePC} 以下に用意しました。 カーネルサイズの関係から、2.0.38 カーネルを使っています。ATA/66 インター フェイスやPARIDE、IDE-RAID などのデバイスをインストール時に使用する場 合は、Desktop/2.2.12 以下にある 2.2.12 カーネルを使ったインストーラを 試してみてください。インストールするカーネルは 2.2.12 を使っています。 平成11年8月8日(日) この CD-R は Plamo 2.0 alpha1 です。Plamo 2.0 は glibc2 + kernel 2.2 をベースにしたバージョンですが、まだあちこちに不備な部分があります。少 なくとも以下の問題が見つかっています。 ・rlogin できない(修正済) /etc/hosts.{allow,deny} を正しく設定しても rlogin ができません(telnet は可能)。これは rlogin が使う pty 周りの変更をインストーラに反映できて いないためで、インストーラの修正の際に対応する予定です。 chmod 666 /deb/ptmx し、/etc/fstab に none /dev/pts devpts gid=5,mode=620 0 0 という行を追加して再起動すれば rlogin が可能になります。 ・カーネルの設定時に set modules version を指定するとモジュールがロー ドできない(修正済) 多分、modutils のバージョンが古いために genksyms がうまく機能していな いためだと思いますが、まだ未解決です。とりあえず set modules version を指定しなければ問題はないようです。 ・Wnn が動作しない。 jserver は動いているようなのですが、、、Wnn はどういう風に使うのかよく 理解できていないので、ぜひ Wnn 使いの方にパッケージングをお願いします。 ・サウンドカードが使えない ISA PnP なサウンドカードの場合、pnpdump で作成した設定ファイルを調整し、 isapnp コマンドで PnP を初期化しないとサウンド関連のモジュールを組みこ んでも機能しません(モジュールはエラーを出さずに組みこまれます)。また、 isapnp コマンドで設定した IRQ 等をサウンドモジュールの組み込みの際に指 定してやる必要があります。 手元の ISA SB64 での設定例を /etc/isapnp.conf と /etc/conf.modules に 用意してみたので参考にしてください。 ・/var/lib/X11 ディレクトリが無い Plamo 1.4.x までは Slackware に準じて /var/lib/X11 ディレクトリを使っ ていましたが、2.0 では /var/lib/X11 をやめて /usr/X11R6/lib/X11 を使う ようにしてみました。 ・tcsh のエラーメッセージが変、、(~/.cshrc に set dspmbyte = euc の設定が必要) kojima@typhoon# foo foo: コマンドさーん、どこですかー. tcsh のカタログ機能を使って、「まるち風メッセージ」というのにしてみま した(笑) 各種メッセージファイルは /usr/doc/tcsh/tcsh-6.08.05.add2 ディレクトリ にあるので、そのうちの tcsh.ja.*.cat というファイルを /usr/share/locale/ja/LC_MESSAGE/tcsh に入れかえてやればエラーメッセー ジをさまざまに変更することができます。 (例 1) kojima@typhoon# foo foo: コマンド 見つからない.... (例 2) kojima@typhoon# foo foo: あんたバカ〜?そんなコマンドあるわけないじゃない!. ・ipchains や ipmasqadmin など 2.2 用のコマンドが無い(ipchains は動作 確認。ただし、デフォルトのカーネルには IP_FORWARD 等の設定は無い) まだ用意できていないので、何をどう用意すればいいか教えてくださいませ。 ・afterstep 以外の WM が無いようですが、、 useradd で選べる WM のうち、現時点で用意できているのは aftestep だけで す。qvwm は作成してみたので、手動で ~/.xinitrc を修正してみてください。 その他、KDE や GNOME を入れれば、それらの Window Manager も利用できる ようになります。 個人的には afterstep で用が足りてるんですけど、fvwm とか fvwm2 って今 でも必要でしょうか? ・mule から FTP で開いたディレクトリで dired が効かないのですが、、 ~/.emacs で dired の設定を日本語 locale 用にした影響のようです。setenv LANG C ; locale を実行した状態で mule を実行すればいいと思います。 # でも、今度は local で dired が効かなくなる ・Plamo 1.4.x にあった○○コマンドが無いようですが。。 いくつかのコマンド(特に JG 周り)は、まだ 2.0 用に作成できていません。 ぜひパッケージを作成してみてくださいませ。 # 個人の趣味で natmaj.tgz あたりは作っています :)