レプリケーションシステムの振る舞いに影響を与える構成パラメータがいくつか存在します。この節ではどのように slon デーモン構成パラメータを設定するか説明します。以下の副節でそれぞれのパラメータを詳細に説明します。
全てのパラメータ名称は大文字小文字を区別します。それぞれのパラメータは、論理値、整数、浮動小数点、そして文字列の 4 つの型の内、1 つの値を取ります。論理値の値は、ON、OFF、FALSE、YES、NO、1、0(全て大文字小文字区別)もしくはこれらの全ての明白な前置記法です。
1 つのパラメータは行毎に指定されます。名前と値の間の等号はオプションです。空白は意味を持たず、空行は無視されます。ハッシュ記号(#)は何処にあってもコメントの開始です。単なる識別子もしくは数値でないパラメータ値は単一引用符で括られなければなりません。
いくつかのオプションはコマンドラインで設定され、これらのオプションは設定ファイルと矛盾する設定を書き換えます。
ログ取得を syslog に設定。このパラメータが 1 であれば、メッセージは syslog と標準出力両方に出ます。2 の場合はsyslog のみに出力を送ります(いくつかのメッセージは標準出力に error をそれでも送ります)。デフォルトは 0 で、この意味する所は syslog はオフです。
syslog "機構" を syslog が動作可能な場合に使用されるように設定。有効な値は、LOCAL0、LOCAL1、LOCAL2、LOCAL3、LOCAL4、LOCAL5、LOCAL6、LOCAL7 です。デフォルトは LOCAL0 です。
syslog で slon メッセージを特定するために使用するプログラム名の設定。
デバグログレベル(より高い値 ==> より多くの出力)。範囲:[0,4]、デフォルト 4
それぞれのログ行のエントリに(親の)slon プロセスの pid を出させるかどうかの決定。
それぞれのログ行エントリに事象のタイムスタンプを出させるかどうかの決定。
log_timestamp が有効になっている時、strftime() 適合形式の文字列を使用。デフォルトは "%Y-%m-%d %H:%M:%S %Z"。
slon プロセスのプロセス識別子を含むファイルの場所とファイル名。デフォルトは定義なしでファイルには何も書き込まれません。