コンパイラーが特定の動作を許可するかどうかを決定します。
IA-32、インテル® 64、IA-64 アーキテクチャー
Linux および Mac OS X: |
-allow keyword |
Windows: |
/allow:keyword |
keyword |
動作を許可するか、または許可しないかを指定します。設定可能な値は以下のとおりです。
|
fpp_comments |
コンパイラーは、プリプロセッサー行にある Fortran 形式の end-of-line コメントを認識します。 |
このオプションは、コンパイラーが特定の動作を許可するかどうかを決定します。
オプション |
説明 |
---|---|
allow nofpp_comments |
コンパイラーに、プリプロセッサー行にある Fortran 形式の end-of-line コメントを許可しないように指示します。コメント記号に意味はありません。 |
なし
次の点に注意してください。
#define MAX_ELEMENTS 100 ! Maximum number of elements
デフォルトでは、コンパイラーは、プリプロセッサー行にある Fortran 形式の end-of-line コメントを認識します。そのため、上の行は MAX_ELEMENTS を "100" に定義し、残りの行は無視されます。allow nofpp_comments が指定されると、Fortran のコメント表記法は使用されず、コメント記号の "!" に意味はなくなります。上記の例では、"! Maximum number of elements" は、MAX_ELEMENTS 定義の値の一部として解釈されます。
allow nofpp_comments オプションは、Fortran 宣言子を定義値としたい場合に便利です。次に例を示します。
#define dline(routname) !dec$ attributes alias:"__routname":: routname