real-size

 

実数変数および複素数変数のデフォルトの KIND を指定します。

IDE オプション

Windows: [Data (データ)] > [Default Real KIND (実変数の既定 KIND)]

Linux: なし

Mac OS X: [Data (データ)] > [Default Real KIND (実変数の既定 KIND)]

アーキテクチャー

IA-32、インテル® 64、IA-64 アーキテクチャー

構文

Linux および Mac OS X:

-real-size size

Windows:

/real-size:size

引数

size

REAL および COMPLEX のサイズです。設定可能な値は、32、64、または 128 です。

デフォルト

real-size 32

デフォルトの REAL および COMPLEX の長さは 4 バイトです (REAL(KIND=4) および COMPLEX(KIND=4))。

説明

このオプションは、REAL および COMPLEX のデフォルトのサイズ (ビット幅) を指定します。

オプション

説明

real-size 32

デフォルトの REAL および COMPLEX の長さは 4 バイトです。REAL の宣言は REAL (REAL(KIND=4)) として、COMPLEX の宣言は COMPLEX (COMPLEX(KIND=4)) として扱われます。

real-size 64

デフォルトの REAL および COMPLEX の長さは 8 バイトです。REAL の宣言は DOUBLE PRECISION (REAL(KIND=8)) として、COMPLEX の宣言は DOUBLE COMPLEX (COMPLEX(KIND=8)) として扱われます。

real-size 128

デフォルトの REAL および COMPLEX の長さは 16 バイトです。REAL の宣言は EXTENDED PRECISION REAL (REAL(KIND=16)) として、COMPLEX および DOUBLE COMPLEX の宣言は EXTENDED PRECISION COMPLEX (COMPLEX(KIND=16)) として扱われます。

これらのコンパイラー・オプションは、CMPLX、FLOAT、REAL、SNGL、AIMAG などを含む組み込みプロシージャーの結果の型に影響を与えます。通常、これらの組み込みプロシージャーの結果は単精度の REAL または COMPLEX です。組み込みプロシージャーの引数の KIND 型を明示的に宣言することによって、この影響を避けることができます。

例えば real-size 64 が指定された場合、CMPLX 組み込み関数の結果は、DOUBLE COMPLEX (COMPLEX(KIND=8)) です。実数引数を REAL(KIND=4)、複素引数を COMPLEX(KIND=4) と明示的に宣言することによって、これを避けることが可能です。

代替オプション

real-size 64

Linux および Mac OS X: -r8-autodouble

Windows: /4R8/Qautodouble

real-size 128

Linux および Mac OS X: -r16

Windows: /4R16