次の表に、インテル® Fortran ライブラリー・ルーチンのグループおよびそのグループに属するルーチンのインターフェイス定義をインクルードする際に必要な USE 文を示します。
ルーチン |
USE 文 |
---|---|
移植 |
USE IFPORT |
POSIX* |
USE IFPOSIX |
その他のランタイム |
USE IFCORE |
下記は Windows* のみ: |
|
オートメーション (AUTO) (IA-32 アーキテクチャーのシステムのみ) |
USE IFAUTO |
Component Object Model (COM) (IA-32 アーキテクチャーのシステムのみ) |
USE IFCOM |
ダイアログ (IA-32 アーキテクチャーのシステムのみ) |
USE IFLOGM |
グラフィック |
USE IFQWIN |
National Language Support (NLS) |
USE IFNLS |
QuickWin |
USE IFQWIN |
シリアルポート (SPORT)(IA-32 アーキテクチャーのシステムのみ) |
USE IFPORT |
「Module Routines」(英語) では、異なるライブラリー・ルーチンのグループに関する概要やルーチンの呼び出し構文を提供するトピックについて説明しています。例えば、次の USE 文を (IMPLICIT NONE または INTEGER を含むすべてのデータ定義文の前に) 追加します。
USE IFPORT
インテル® Fortran ライブラリー・ルーチンを使用するソースファイルのコンパイル時間を最小限に抑えるには、USE 文に ONLY キーワードを追加します。次に例を示します。
USE IFPORT, only: getenv
ONLY キーワードを使用すると、そのライブラリー・ルーチンのグループに対してインターフェイスの数が制限されます。
実際のインターフェイス定義を表示するには、.mod ファイルに対応する .f90 ファイルを表示します。例えば、ルーチンで USE IFCORE 文が必要な場合、テキストエディターを使用して標準の INCLUDE ディレクトリーから ifcore.f90 ファイルを表示します。
ifport.f90 (または ifcore.f90 など) に含まれた実際のインターフェイス定義をプログラムにコピーすることは避けてください。今後リリースされるインテル® Fortran のバージョンで、これらのインターフェイス定義が変更される可能性があります。
また、いくつかのライブラリー・インターフェイス (.f90) ファイルには、ルーチンのサブグループで必要な USE 文が含まれています。ただし、USE 文をこれらのサブプログラムで指定する場合、今後リリースされるインテル® Fortran のバージョンでこのモジュール名が変更される可能性があることに注意してください。この方法は、コンパイル時間を短縮しますが、今後リリースされるインテル® Fortran のバージョンで互換性がなくなる可能性があります。